表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/124

第58話:既読の墓標、暴走する道化師

スマートフォンの画面に並ぶ、神野聡からの身勝手な言葉の羅列。

かえではそれを、まるで他人の書いた無機質な報告書のように眺めていた。

「……結局、最後まで私のことなんて、これっぽっちも考えていなかったのね」

彼女がかつて送った「静かな式にしたい」という切実な願いのメッセージ。それに対する神野の返信は、改めて見返すとあまりに無残だった。

『了解! まぁ任せとけって、一生の思い出にしたるからな!』

その絵文字一つに、彼女の不安を「些細なワガママ」として切り捨てた彼の傲慢さが凝縮されていた。

「私の思い出じゃなくて、あなたの実績作りだったのよ、聡さん……」

かえでは静かにスマホを伏せた。そこにはもう、未練のかけらも残っていない。

同じ頃、混乱の極致にある浜本興行の本社。

神野聡は、ボロボロのタキシード姿のまま、マネージャーの野上の胸ぐらを掴み上げていた。

「教えろ! 難波大翔の別邸はどこや! かえではそこに連れ去られたんやろ!!」

「落ち着け、聡! 今のお前が行ってどうなる! 相手は難波財閥やぞ!」

「うるさいわ! かえでは俺の妻や! 結婚式の途中で攫われたんやぞ、迎えに行くのは当たり前やろがい!!」

神野の瞳は血走り、周囲の社員たちも恐怖で後ずさる。

彼は、自分がかえでに「ブロック」されたことすら、大翔にスマホを取り上げられたせいだと思い込んでいた。

「大翔……! 俺から何もかも奪うつもりか。お笑いも、コンビも、……かえでまで! 許さん、絶対に取り戻したる!!」

神野は野上の手を振り払い、狂ったように事務所を飛び出した。

彼が向かおうとしているのは、かえでの待つ「救いの手」ではなく、己のプライドを繋ぎ止めるための「戦場」だった。

第58話をお読みいただきありがとうございます。

何気ない文章一つが、かえでをどれほど傷つけていたか。

デジタルのやり取りに潜む「心のズレ」を描写したことで、スマホ読者の皆さまも「うわぁ……」と身悶えしているはずです。

現在「165 PV」突破!!

昨日の231 PVという最高記録を塗り替えるまで、あと 66 PV。

佐倉桜さん、桜田門凱さん。

この「自覚なき加害者(神野)」と「絶望した被害者かえで」の対比に、なろうの感想欄も熱くなりそうですね。

次回の第59話、ついに神野が別邸を突き止める!?

しかし、そこで彼を待っているのは、幸せそうに微笑むかえでと、彼女を守る「財閥の壁」……。

お昼休み前に、伝説の更新(231 PV超え)を達成しちゃいましょう!

ご期待ください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ