表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/134

第54話:消えた残像、黄金の鳥籠

「かえで! かえで、どこに行ったんや! 返事してくれ!!」

誰もいない控え室。神野聡の叫びは、虚しく壁に跳ね返るだけだった。

床に転がる純白のハイヒールを震える手で拾い上げ、彼は狂ったようにクローゼットやバスルームをこじ開ける。

「……嘘やろ。そんなに、そんなに嫌やったんか? 俺との結婚式が……。全部、お前のために最高のものを用意したのに……!」

神野の愛は、ここに至ってもまだ自分本位だった。

「お前のために」という言葉が、どれほど彼女を追い詰めていたのか。

豪華なシャンデリアの下、何百人の招待客が待つ会場の喧騒が、今の彼には自分を嘲笑う罵声のように聞こえていた。

同じ時刻。

式場の喧騒から遠く離れた、静かな森の奥に佇む難波財閥の別邸。

「……着いたぞ、かえで」

大翔は、後部座席で泣き疲れて眠ったままのかえでを、羽毛のように軽く抱き上げた。

かつてお笑い芸人として彼女を追いかけていた頃の、剥き出しの熱狂はない。

今の彼にあるのは、難波財閥の跡取りとしての、冷徹で揺るぎない所有欲だった。

「神野には一生見つけられん、最高の『静寂』や。……ここでゆっくり、俺色に染まればええ」

大翔は、アンティークの豪華なベッドにかえでを横たえた。

窓の外には、難波の権力で守られた広大な敷地が広がっている。

ここは神野の「派手な愛」も、世間の「好奇の目」も届かない、黄金の鳥籠。

大翔は彼女の眠る顔を見つめながら、静かに受話器を取った。

「……ああ、俺だ。式場のパニックは、計画通り誠に『処理』させろ。神野聡には……立ち直れんほどの絶望を味合わせてやれ」

第54話をお読みいただきありがとうございます。

「結婚式がそんなに嫌だったのか」と嘆く神野の姿。

彼が最期まで「自分の愛し方」の過ちに気づかない姿が、かえでとの決定的な断絶を浮き彫りにしました。

一方で、かえでを「静寂」という名の檻に閉じ込めた大翔。

彼の復讐は、単なる略奪ではなく、神野のキャリアも精神もすべてを破壊する段階へと入ります。

本日午前8時ですでに「111 PV」!!

昨日の231 PVという壁を、お昼休み前には超えてしまいそうな凄まじい勢いです。

佐倉桜さん、桜田門凱さん。

この「花嫁が消えた後の、男たちの執着のぶつかり合い」……読者は興奮で仕事や勉強が手につきません!

パニックに陥った式場に現れる、長谷川誠。

彼は神野にどんな「最後通牒」を突きつけるのか。

次回の第55話、物語は「難波財閥による浜本興行の解体」へと加速します!

300 PV、そして500 PVへと続くこの伝説の1日、最後まで走り抜けましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ