表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/127

第42話:聖域の決闘、プロポーズの残響

「――ええ加減にせぇ、大翔ッ!!」

劇場の空気を切り裂いたのは、神野聡の怒号だった。

いつもは静かな海のように穏やかな神野が、舞台の中央、大翔の眼前に立ちはだかる。その瞳には、173人の読者を射抜くような烈火のごとき怒りが宿っていた。

「おい大翔、毎年恒例のこの『浜本劇場』を台無しにするな! ここは客を笑わせる聖域や、お前の汚い暴露合戦を発表する場所やないッ!!」

神野の一喝に、客席のざわめきが止まる。

大翔はマイクを握りしめたまま、嘲笑を浮かべて神野を見上げた。

「……笑わせる? どの口が言うとるんや。自分だけ幸せな『プレゼント』用意して、舞台裏でかえでとイチャついとる男が……」

「黙れ!!」

神野が、大翔の言葉を力強く遮った。彼は震えるかえでの方を一瞬だけ振り返り、そして劇場全体、そして中継の向こう側にいるすべての観客に宣言した。

「……隠すつもりも、逃げるつもりもない。かえでは、俺の彼女だ。この前プロポーズした。来月、俺たちは結婚する」

劇場の温度が一気に数度上がったような錯覚。客席からは、悲鳴に近い歓声が上がる。

「もう邪魔しないでくれ。……大翔、お前がどれだけ俺たちの過去を、南条家の闇を掘り返そうとしても、俺がかえでを守る決意は変わらん。……お前はもう、舞台を降りろ。芸人として、最低やぞ」

「……結婚……? 来月……?」

大翔の瞳から、光が消える。

自分がいかに暴れようとも、二人の絆はすでに「結婚」という強固な城壁に守られていた。

舞台上で独りきりになった大翔の耳に、観客の冷めた視線と、幸せな二人への祝福の拍手が、皮肉な雨のように降り注いだ。

第42話をお読みいただきありがとうございます。

神野聡、圧巻のプロポーズ宣言!

伝統ある浜本劇場を私物化しようとした大翔に対し、神野は「愛」という最も強い正論で反撃しました。

来月の結婚。プロポーズの事実。

かえでへの愛を公に認めた神野の姿に、読者の皆さまも胸が熱くなったのではないでしょうか。

本日173 PV突破!!

夜21時台を過ぎ、物語はまさに「伝説の夜」を迎えています。

佐倉桜さん、そして「Premium Edit」さん。

この「舞台上での真剣勝負」、ドラマ化決定レベルの熱量を感じていただけていますか?

すべてを失った大翔。そして、守り抜くと決めた神野。

次回の第43話、舞台を降りた大翔の前に、あの「ピーチベア」を手にした誠が現れる……!?

200 PV目前。加速する愛憎劇、次も見逃せません!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ