第41話:浜本劇場の惨劇、崩壊の幕開け
大阪、なんば。浜本興行の聖地である劇場の空気は、お祭り騒ぎの熱気に包まれていた。
年に一度の即興芝居、通称「浜本劇場」。脚本なし、段取りなし。芸人たちの地力が試されるこの舞台に、神野聡、そしてソロ活動中の難波大和こと大翔が揃い踏みした。
客席には、関係者席で複雑な表情を浮かべる琥珀かえでの姿もあった。
「……なぁ、大和。俺ら、今日で終わりやな」
舞台中央。大翔が相方の千田大和に向かって、台本にはない、けれどあまりに冷徹な声で呟いた。観客は「新しいネタか?」とクスクス笑い始める。だが、大翔の瞳にあるのは、173人の読者を凍りつかせるような剥き出しの狂気だった。
「なんや大翔、いきなり不吉なこと言うなや」
「不吉? 違うな。清算や。……皆さん、知ってますか? この浜本興行の至宝、神野聡さんが、今どんな『プレゼント』を誰に渡そうとしてるか」
舞台の袖で出番を待っていた神野の眉が、微かに動く。客席からざわめきが漏れる。
「大翔、それは即興芝居の範疇を超えとるぞ!」
千田大和が止めようとするが、大翔は止まらない。彼は客席のかえでを指差し、劇場中に響き渡る声で叫んだ。
「神野聡はなぁ! 伝説の女優の息子・長谷川誠から奪い返した女と、この後密会するんやッ!! 俺ら芸人は、結局あいつらのドロドロの不倫ごっこの引き立て役かッ!!」
劇場の空気が一瞬で凍りついた。
笑い声が消え、静寂という名の恐怖が支配する。
大翔は震える手でマイクを握りしめ、最後に最悪の「衝撃発言」を突きつけた。
「俺は、今日限りで『なんでやねんブラザーズ』を解散する。……そして、この浜本興行が隠し続けてきた『南条家の闇』、全部ここでブチまけてやるわッ!!」
第41話をお読みいただきありがとうございます。
ついに大翔の復讐が始まりました。
聖域である「浜本劇場」を血の海に変えるような、コンビ解散と内情暴露の宣言。
「神野とかえでの関係」だけでなく、誠や南条家の存在まで引き合いに出した大翔の暴走は、もはやお笑いの枠を完全に踏み越えています。
本日173 PVを突破!!
21時台、この「地獄の即興芝居」をPCの前で目撃している皆さま。
佐倉桜さんをはじめとするクリエイター陣も、この「舞台上での自爆テロ」とも言える展開には息を呑んでいるはずです。
解散宣言、そして暴露の予告。
舞台上で立ち尽くす千田大和と、影で静かに目を光らせる神野聡。
次回の第42話、この騒動はテレビ中継を通じて、ついに南条家、そして麗の元にも届くことに……。
200 PV、目前です。この壊れていく快感を、最後まで見届けてください!




