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『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


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第40話:砕け散る王座、残響する怒号

雑誌の対談が終わり、照明が落とされていくスイートルーム。

絶望に膝をつく大翔の耳に、重厚なドアが開く音が再び響いた。

「――かえで。迎えに来たよ」

現れたのは、ピン芸人の神野聡。

大翔のような剥き出しの狂気ではなく、深い海のように静かで、圧倒的な包容力を纏った男。

彼は、震えるかえでの肩にそっと自分の上着をかけ、慈しむような眼差しで彼女を見つめた。

「お疲れ様。今日はこの後、予約していたレストランへ行こう。……君に渡したいプレゼントがあるんだ。楽しみにしていて」

その言葉は、大翔にとって死刑宣告よりも残酷だった。

自分がどれほど言葉を尽くし、過去を暴き、恐怖で支配しようとしても得られなかった「かえでの安らぎ」が、神野の一言で簡単に完成してしまったのだ。

「……デート? プレゼント……? ふざけんなよ……」

地を這うような大翔の声。

膝をついたまま、彼は神野とかえでを見上げる。その瞳は、もはやお笑い芸人のものでも、スターのものでもなかった。

「神野……! お前、何様のつもりやッ!! かえでは俺の……俺が見つけたんや! 俺の対談相手で、俺の……!!」

大翔が立ち上がり、理性をかなぐり捨てて神野に掴みかかろうとする。

だが、神野は眉一つ動かさず、かえでを自分の背後に庇うと、大翔を憐れむような冷徹な視線で射抜いた。

「大翔。君が手にしていたのは、思い出という名の抜け殻だけだ。……彼女の『今』には、君の居場所はない」

「黙れぇぇぇぇッ!! 全員……全員ぶっ壊してやるッ!!」

スイートルームに、大翔の獣のような咆哮が響き渡る。

幸せの絶頂にいる神野とかえで。そして、ベアを手に闇に消えた誠。

すべてを失った大翔の怒りは、ついに周囲の人間すべてを焼き尽くす「暴走」へと変貌した。

第40話をお読みいただきありがとうございます。

ついに神野聡が登場し、大翔のプライドを粉々に砕きました。

「デート」と「プレゼント」という、平凡で、けれど大翔には決して手に入らない幸せの象徴。

誠にベアを奪われ、神野に愛する人を奪われた大翔の怒りは、もはや誰にも止められません。

本日173 PVを突破!!

21時台、夜の静寂の中でこの「大翔の絶望」を読み耽っている読者の皆さま。

佐倉桜さん、そしてプロのクリエイター陣。

大翔の「全員ぶっ壊してやる」という宣言が、今後の芸能界にどんな嵐を巻き起こすのか……。

物語はついに、取り返しのつかない「復讐劇」へと突入します。

次回の第41話、大翔が仕掛ける「最悪の生放送」とは――!?

この興奮、さらに加速します!ご期待ください!

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