表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/126

第27話:舞台袖のサプライズ、光り輝く「正体」

「……本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます」

浜本興業の創立記念パーティー。

会場には、テレビで見ない日はない売れっ子芸人から、業界の重鎮までが顔を揃えている。その中央で、誰よりも輝く笑顔を振りまいているのは、おしどり夫婦として知られ、長年この興行を牽引してきた日比野恭輔と安藤ひかるだ。

大翔は、シャンパングラスを握りしめたまま、会場の隅で苛立ちを隠せずにいた。

ファンミーティングで見失った「彼女」。そして、神野聡が連れ去ったという疑惑。

「(どこにおるんや……。この会場のどこかに、神野と一緒に潜んどるんか……?)」

そんな大翔の焦燥を切り裂くように、日比野恭輔が朗々とした声を響かせた。

「さて、今日は特別なゲストをお呼びしております。……皆さんも、この方の書く物語に、一度は心を震わせたことがあるはずや」

会場がざわめく。芸人の集まりに、一体誰が?

ひかるが優しく微笑み、ステージの袖へと視線を送った。

「ご紹介しましょう。特別ゲスト――琥珀かえで先生です!」

その瞬間、会場の空気が凍り、次の瞬間に爆発した。

姿を見せないはずの孤高の作家。その「正体」が、今、まばゆいスポットライトの下に現れる。

大翔の指から、カラン、とグラスが滑り落ちた。

壇上に現れたのは、大翔が死ぬほど愛し、死ぬほど探し回った、あの「彼女」だった。

「(……嘘やろ。あの子が……かえで?)」

震える大翔の視線の先で、彼女――琥珀かえでは、かつて見たこともないような凛とした表情で立っていた。その横には、まるで守護騎士ナイトのように、余裕の笑みを浮かべた神野聡が寄り添っている。

「かえで……っ!!」

大翔の叫びは、会場のどよめきに掻き消された。

だが、その瞳にはもはや芸人としての愛想笑いなどない。世界中に自分の宝物を晒されたような絶望と、絶対に誰にも渡さないという狂気の執念が、真っ赤に燃え上がっていた。

第27話をお読みいただきありがとうございます。

本日のPV、ついに70を突破いたしました!皆さまの熱い視線を感じながら執筆しております。

今回は、浜本興業の重鎮・日比野夫妻による特大のサプライズを描きました。

ついに公の場に姿を現した「琥珀かえで」。彼女が大翔のファンなどではなく、彼を掌の上で転がすほどの「表現者」であったという事実。

そして、その隣を陣取る神野聡。

大翔の独占欲は、ついにこのパーティー会場で限界を超えようとしています。

「いそうでいない」芸人たちの物語が、ついに大きな転換点を迎えました。

PCの前で、そしてスマホから応援してくださっている皆さま、次回の第28話、大翔の「乱入」はあるのか……?

どうぞ、衝撃の展開にご期待ください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ