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『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


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第21話:カメラ越しの告白

会場に静寂が走る。

 司会者の手にある封筒が、ゆっくりと開かれた。

 

 「優勝は……なんでやねんブラザーズ!」

 

 その瞬間、劇場の天井が抜けるような大歓声が巻き起こった。

 隣で大和が拳を突き上げ、男泣きしている。

 大翔は、眩しいスポットライトの中で、まっすぐに正面のカメラを見つめた。

 

 日本中の視線が、自分に注がれている。

 ネットの誹謗中傷も、昨日の失態への嘲笑も、すべてをひっくり返すこの瞬間。

 大翔は、レンズの向こう側にいる、たった一人の女性に向けて、喉を枯らして叫んだ。

「……今、テレビの前で見ている一人の女性に言います!」

 会場が、そして茶の間が、一瞬にして静まり返る。

「この前のライブでネタを飛ばすくらい、あんたに心を奪われてしまったんや。……今度のファンミーティング、必ず来てほしい。待ってるからな!」

 それは、漫才師としてのプライドを捨て、一人の男として、電波を通じて放った「招待状」だった。

第21話をお読みいただき、ありがとうございます。

 

 ついに手にした日本一の称号。

 けれど大翔にとって、その栄光よりも大切だったのは、カメラの向こう側にいる「彼女」に自分の想いを届けることでした。

 

 「ネタを飛ばした」という、プロとして最大の恥。それを、これ以上ないほど美しい「愛の告白」へと変えた大翔。

 この叫びは、果たして彼女の心に届くのでしょうか。

 

 物語は、いよいよファンミーティングという運命の場所へと向かいます。

 これからも、彼らの不器用な恋路を、見守っていただければ幸いです。

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