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『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


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第12話: 琥珀色の覚醒―届かぬ背中と女王の誓い―

試写会の喧騒の中、麗お嬢様が追いかけた琥珀色の影は、人混みの波に消えようとしていた。

「待って……ッ、ママ!!」

高価なドレスの裾を翻し、麗はなりふり構わず駆け出した。だが、その一歩手前で、会場の警備員たちが壁となって彼女を遮る。

南条の令嬢が、人前で「規律」を乱して走ることなど、龍駕が許すはずもなかった。

その時、人混みの向こう側で、一人の女性が足を止めた。

振り返ろうとしたその背中は、母・かえでの面影を色濃く湛えていたが、次の瞬間、タクシーのドアが閉まる音と共に、再び夜の闇へと消えていった。

「……あ。……」

指先さえ届かなかった。麗は、絶望に膝を突き、琥珀色の涙を床に零した。

俺――秘書である長谷川誠は、龍駕の冷徹な視線を背中で受け止めながら、麗の肩にそっと手を置いた。

「お嬢様。……お母様の背中は、今この瞬間、確実にあなたの『輝き』を捉えていました。……。追いつけないのなら、世界を黄金色の光で満たし、あなたの方へと手繰り寄せてやればいい。……」

麗は顔を上げ、涙を拭った。その瞳には、一塵の濁りもない「情熱」が宿っていた。

追いつくのではない。母を、私の元へ跪かせる。……。

母娘のすれ違いは、麗を真の「女王」へと覚醒させる最後の鍵となったのである。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本編中に、物語の没入感を損なう不自然な表現が含まれていたため、大幅に修正いたしました。

母の背中を追い、絶望の果てに「女王」としての覚悟を決めた麗。

彼女の瞳に宿った新しい光が、南条家の未来をどう変えていくのか。

初投稿で至らぬ点も多いですが、麗の覚醒を見守っていただける方は、評価やブックマークで応援いただけますと幸いです!

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