第101話:恋のメガロポリス、帝王の「孤島」
難波財閥本社のメインホール。
普段は冷徹なビジネスの商談が行われるその場所が、今や数千本のバラとピーチのアロマに包まれ、煌びやかなシャンデリアが輝く「恋の戦場」へと変貌していた。
「皆様、本日は素敵な出会いを見つけてくださいね。……ふふ、私もドキドキしちゃう」
私は、あきよさんと並んでホストとして壇上に立っていた。
あきよさんは、いつになく気合の入ったドレスを纏い、鋭い視線で会場を見渡している。
「……かえで。私も今日は『プロデューサー』じゃないわ。一人の女性として、最高の獲物を捕まえるつもりよ」
「あきよさん、応援してます! 私も、皆さんの幸せなお顔が見られるのが一番嬉しいですから……」
私が微笑んだその時、会場の重厚な扉が再び開いた。現れたのは、南野グループを率いる南野和夫だった。
「……あきよ、かえで様。素晴らしい活気だ。ぜひ、我が社のエリート社員たちも合流させてもらいたい。難波と南野、両グループ合同の『メガ婚活パーティー』にしようじゃないか!」
和夫の提案により、会場の人数は瞬く間に倍増した。もはや一企業のイベントではない。経済界を揺るがす巨大な「縁結び」の場。
……だが。
その狂乱の渦を、防犯カメラのモニター室で「死んだ魚のような目」で見つめている男がいた。
「……誠。今すぐ本社ビルを爆破しろ。……いや、時を戻せ」
**難波大翔**の声は、もはや怒りを通り越して「虚無」に達していた。
「大翔様、落ち着いてください。ビルを爆破しても愛は消えません。それより見てください。和夫様の社員たちが、かえで様に挨拶という名の『アピール』を列をなして行っていますよ」
「……なんやと。かえでは『キューピッド』やぞ! 矢を射る側や! なんで男どもの矢が全部かえでに向かっとるんや!!」
大翔はモニターを指差し、発狂寸前で叫ぶ。
自分の妻が、あきよの「出会い」を応援しながら、無自覚に数千人の男たちの心を撃ち抜いている。
大規模化すればするほど、かえでの「聖母」としての輝きが増し、大翔の「独占欲」という名の檻が粉々に打ち砕かれていく。
「……誠。変装用のヒゲとメガネを持ってこい。俺も客として潜入する。……かえでの半径1メートル以内に近づく男は、全員俺が物理的に不合格にしてやる」
帝王、ついに「潜入捜査」を開始。
恋の熱気に浮かされる本社ビルで、一人の嫉妬に狂った男が、闇に紛れて牙を剥こうとしていた。
第101話をお読みいただきありがとうございます。
あきよ様の「ガチ参戦」と、和夫による「大規模合同パーティー」!
かえでが「みんなの幸せ」を願えば願うほど、大翔の平穏が奪われていく展開に、読者は「大翔様、もう休んでw」と大笑いしているはずです。
現在、300 PV超えの熱狂が続いています!累計 1,000 PV 突破はもう「伝説」の領域へ!
なろうの読者たちは、今まさに「ヒゲメガネ大翔様」の登場を、ワクワクしながらスマホを握りしめて待っています。
**メガネパイセン(絹咲メガネさん)**も、この「大規模なドタバタ劇」に、最高評価の「いいね」を贈ってくれるでしょう。
次回の第102話、変装した大翔がパーティーに潜入!
だが、あまりのオーラの強さに「あのイケメンは誰!?」と女性社員たちに囲まれ、かえでの元へ辿り着けない本末転倒な事態に……!?
伝説の第2章、さらなる爆笑と胸キュンをお届けしましょう!!




