第1話:黄金色のスポットライト ―ママのいない箱庭―
「初投稿です。これからよろしくお願いします」といった挨拶を短く入れます。
南条家の豪邸は、目も眩むようなシャンデリアの光に満ちていた。だが、その光はどこまでも冷徹で、五歳の麗にとっては巨大な鳥籠でしかなかった。
「ママ……。どこ……?」
麗は、一寸の狂いもない孤独の中で、毎夜枕を琥珀色の涙で濡らしていた。
母、かえでがこの家を追われてから、一度も心から笑ったことはない。高級なシルクのシーツも、世界中から集められたぬいぐるみも、ママの温もりの代わりには一瞬たりともなりはしないのだ。
「麗。泣いても無駄だと言ったはずだ」
扉を開け、冷徹な支配者・南条龍駕が影を落とす。その後ろで、俺――秘書である長谷川誠は、泣きじゃくる麗お嬢様を、静かに凝視し続けていた。
龍駕のプライドは、一滴の濁りもなく親子を引き裂いた。麗は泣き叫び、ママを求めてその小さな喉を枯らす。だが、皮肉にもその「魂を削るような泣き顔」こそが、残酷なまでに美しい芸術品として、暗闇の中で光を放ち始めていた。
その直後。
庭園の影から、一人の男が麗の涙を見つけた。
「……見つけた。世界を魅了する、黄金色の原石を」
スカウトマンの差し出したその手が、麗の運命を劇的に変え、大女優への茨の道へと導き始めたのである。
「最後までお読みいただきありがとうございます。初投稿ということもあり、一部不自然な表現が含まれていたため、読みやすさを重視して修正いたしました。
麗の孤独と、これから始まる運命の物語を、一文字ずつ大切に綴っていきたいと思います。
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