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第32話 写生大会

 騎士学園は写生大会。

 手配書を書いたりするのに絵の技術は必要だ。

 俺はシャリアンヌを中央に、脇にフラッチェとディータが座るお茶会の様子を描いた。


 うん、我ながら下手くそだ。


「わははは」


 フラッチェが完成した絵を見て笑う。


「やり直しを要求します。こんな不細工な女性に描かれたくありません」

「ご主人様でも出来ないことがあるのですね」


 お前ら、そこまで言うのなら俺のやり方でやってやる。


「分かった。どうなっても知らないからな」


 用意する物は魔石の粉と塗料。


「【供与】、全身魔力タイツ」


 3人が魔力に包まれる。

 知っているか。

 性魔法って魔力で刺激すると魔力を吸収して感じる。

 全身それをやったらどうなるか。

 もうフラフラになる。


 いいや腰砕けだ。

 椅子に座るのもままならない。

 おっと急がないと。


 魔石の粉と塗料を混ぜた物を木の板に振りかけ、背景を透かすように見る。

 魔力が放射されてない場所の粉が落ちる。

 紙を板にこすりつければ完成だ。


 魔石の粉は魔力に引き寄せられる。

 これを利用した技術だ。


 ぼかしが効いた写真みたいな感じだな。

 でき上がった物の3人はみだらな笑顔を浮かべている。

 ブタキムが描きそうな絵だ。

 裸ではないがエロい絵だ。


 しばらくたって3人が正気に戻る。


「こんな表情してませんわ」

「してたって」


「全身は凄かった。あれと魔力棒を同時に味わったら死ぬわね」

「ご主人様、楽しかったです」


 この絵はシャリアンヌが所蔵するらしい。

 前の不細工な絵が学園に提出された。


「あの、あの」


 シャリアンヌの歯切れが悪い。


「何だ」

「全身のが良かった、何言わせるのよ」

「分かった。普段はブラとパンティの形にしような。それなら動けるだろう。【供与】、魔力ブラとパンティ」

「あふん。これは慣れるまで大変そう。これぐらいへっちゃらですわ。決して屈しません」


「へぇ、私にもやってみてくれる」

「フラッチェもか。【供与】、魔力ブラとパンティ」

「うん、魔力棒ほどガツンとこないわね。大したことないわ」

「個人差があるんだろうな。ディータもやってみるか?」

「はい」


「【供与】、魔力ブラとパンティ」

「いい感じです楽しいです。特に脇の下が」


 色々と個人差があるようだ。

 ブタキムならお尻の穴に魔力棒を突っ込みそうだ。


 頼まれたら考えなくもないが、さすがにそんな変態さんは3人にいないと思いたい。


 魔力写真の技術は使えるかもな。

 魔力を発している物なら写し取れる。

 背景とかが写せないのが玉に瑕だが。


 ただ薄っすらとは背景も写せる。

 自然界に魔力があるからね。

 本当に薄っすらだけど。


「【供与】、魔力フラッシュ」


 背景にも魔力を与えた。

 奇麗な写真みたいな物が出来上がった。

 俺しか出来ない技術かな。

 いや、魔力の放出なら出来る。


 魔道具を作らせた。

 魔力が放出され魔力写真ができる、

 成功だ。


 大発明かも知れない。

 ネジル教徒に道具を売り出させた。


 すぐに真似されたが別に良い。

 ネジル教徒が大変なことをしでかし始めた。

 ヌード写真集を売り出したのだ。

 魔力写真はネガとかないから1品物だ。


 高価なヌード写真集には金貨10枚を超える値段が付けられた。

 換算すると写真集に100万円か。

 白黒なのにな。


 ヌード写真集は禁書にならなければいいけど。

 ネジル教徒は裸の彫刻の類もあるじゃないかと言っているらしい。

 あれとどこが違うのかと。


 芸術としてみたらまあ同じだな。

 シャリアンヌが俺を訪ねてきた。

 まあ毎日来ているんだが、魔力ブラとパンティで魔力量アップを狙って。

 でも今回は違う俺の寝室に入るとベッドの下を調べ始めた。


「ありませんわ。なぜないのです?」

「何が」

「ヌード写真集ですわ。お母様が調べてごらんなさいとおっしゃって」

「いや買ってないし、信者からも貰ってない」

「本当ですか」


 そんな物は必要ない。

 枯れているからな。


「ないよ」

「ちょっとがっかりです。あなたの弱みが握れたのに。不公平です。私だけがみだらなんて」

「それが健康ってものだよ」

「ブタキム様は健康ではないのですか」

「そうかもな」

「可哀想なお方」


 よしてくれ惨めになる。


「ちょっとまて。ディータはいるか」

「はい。御用ですか」

「性魔法を供与してくれ」

「【供与100%】、性魔法」


「手を握って魔力を流してみてくれ」

「はい」


 うん、反応した。

 何がとは言わないが。

 体は正常だな。

 心の病か。

 いや心の老いだろう。

 若者みたいに盛れないってことだ。


 まあ良い、体の機能が正常なら。

 実戦はまだ先だ。

 その時に役立つのなら別に良い。


「正常みたいですね」


 シャリアンヌが俺の股間を見て顔を赤くしている。


「ご主人様、致しますか?」

「要らないぞ。性魔法も取ってくれ」

「はい」


 それにしても、ベッドの下にヌード写真集とはな。


「シャリアンヌ、なんでベッドの下なんだ」

「父が見つかって母に怒られていました」

「お盛んだな」

「恥ずかしいです」

「恥ずかしくないんだよ。普通だよ普通」


 男なんてそんなものだ。

 エロ画像ぐらい隠し持っている。

 そういえば前世は50歳になった時に全て処分したんだよな。

 我ながら枯れてるな。

 世間にはエロ満開なヒヒ爺もいるのにな。


 個人差ということだな。


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