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トランプを支持するアホ

作者: コウチマン

トランプの支持者‥彼等は歴史も、地政学も国防も経済も知らない。勿論彼らが支持するトランプもそんなもん一つもわかっちゃいない。


だがそれは今昔問わず常識で、私ごときがとりわけ指摘する事はないだろう。


だがトランプの意見にも頷けるところはある。行き過ぎたポリコレ、逆差別に対する批判‥わざわざ大統領が表明する程の事でもないが、性別は2つしかないと言う発言にはまぁその通りだと言わざるえない。


そして移民排斥政策はアメリカのみならず日本からも支持する人々が出現した。

だがアメリカの不法移民と言うのは日本の在日朝鮮人や難民とは成り立ちも何もかも違う。また後で述べるが日本の場合も彼等を排斥し純日本人だけの国にすれば国が良くなる訳ではない。


メキシコはかつては平和な農耕国家であった。それがマフィアが跋扈し、貧民が溢れる国に変貌したのは正にアメリカのせいである。


アメリカはさんざんメキシコを侵略し、辛うじて残った現在のメキシコの部分はアメリカ国民にして養うより植民地扱いにして搾取する方が得だと考えて切り捨てた。


切り捨てられたメキシコ農民にとって1番金になる作物、それは大麻やケシであった。

妙な話だがメキシコの麻薬農家と言うものは元々暴力を知らない素朴な農民であった。彼等が凶暴化しカルテルへと変貌した原因はCIAによる人を人とも思わぬ暴力を背景にした過激な取り締まりにある。

カルテルはアメリカのやり方に対抗し、真似て生まれたアメリカの落とし子なのだ。


そして現在の不法移民の主力は元々はメキシコのトウモロコシを栽培していた農民である。

アメリカが大規模にトウモロコシを栽培し始めて激安トウモロコシが出回る様になり、彼等の仕事を奪ったのである。関税をかけて国内のトウモロコシ需要を守っても、輸出分のシェアは守れない。


こうして彼等は不法移民となった。


職を求めて不法移民になった人々をアメリカ企業タダ同然でこき使い散々利用した。ブルーカラーのアメリカ国民からは職を奪いやがってと嫌われた。


勿論不法な移民であるからアメリカ政府はトランプに限らずオバマでもバイデンでも代々取り締まってきた。


だがアメリカ政府は不法移民を逮捕しても不法移民を不法に使っていたアメリカ企業を決して取り締まらない。アメリカは民主主義の国家ではない。資本主義の国である。国を支配しているのは貧しい民衆では無く企業であり、その金であるからだ。


今日本において問題になっている移民問題は不法移民の流入ではない。移民を日本人と同様に平等に法の下で裁く事がしっかり出来ていないと言う事が問題の本質なのだ。


アメリカと日本では移民問題のそもそも問題の本質も成り立ちも違うのにアメリカの指導者の移民政策を羨むのは間違っている。

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