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秘密

世界は一度沈んでいる。

そんなこと言ったって誰も信じてなんて

くれない。逆に僕が言われても絶対に信じない。

考えてみてよ。世界が一度沈んだ?

そんなばかげた話あるはずがない。

でも、全てホントなんだ。。

窓から差し込む光と共に家中に声が響く。お母さんだ。僕が起きないから毎日必死で叫ぶ。でも僕は起きたくない、学校に行きたくない、ゲームしたい。

色々のことが頭をよぎる。

そろそろお母さんが怒り始めるので布団をでる。

今日の朝ご飯はハムと目玉焼きが乗ったパン。

僕はこれが好きだ。ささっと食べて身支度をした。

ここからは憂鬱だ。学校に行かなければならない。

僕は学校が嫌いだ。

今日は一限だけ受けて探索しに行こう。

そう決めたら足取りが軽くなった。


「おはよ~」教室から聞こえる。

今日はうまく言えるかな。

教室に入ったが今日も言えない。

ここにくると声が奪われたようになってしまう。

悔しさを押し殺して一限を受けた。

チャイムの音と同時に先生に体調不良を伝えた。

今の時代無理させるなど言語道断だ。すぐに帰れる。

こうして僕は学校を抜け出した。


今日は一度も行っていなかった裏山のトンネルに行こうと思う。ここは薄気味悪い。

しかし僕の心を湧き立たせる。

勇気を出してい一歩踏み入れた。

途端に冷たい空気が僕を押しのけた。

まるで入るなというばかりに。

それでも僕は進んだ。歩いても歩いても

出口は見えない。そろそろ帰ろうかなっと思った矢先、光が見えた。僕は走った。

光の先にたどり着くと家と大きな湖があった。

僕はその家を訪ねてみることにした。

呼んでも返事はない。僕はゆっくり扉を押した。

中は整頓されているが埃やクモの巣だらけ。

クモにビビりながらも部屋の様子を調べた。

特に何もなかったが一冊の本がやけに綺麗に保管されているのを見つけた。

僕は本を手に取り家に帰った。


家に帰りすぐ本を読む。

内容は難しかった。

簡単に要約すると、昔世界は一度沈んだ。

今住んでいるところは昔の山の頂上だ。

なんて馬鹿げた話だ。

誰かが書いたフィクションのようだ。

面白いので読み続けた。最後のページだ。

読み終えたら元の場所へ返そうっと

軽い気持ちでページをめくった。

そこには家の隣にあった大きな湖について

書かれていた。

あの湖の下には都市があるらしい。

先ほど読んでいた内容が頭をよぎる。

再度本を読んだ。衝撃だ。

フィクションなっかじゃない。

実際に起こったことを書いているのだと

僕は本能で感じた。

すでに夕陽が町を照らしている。

明日朝から湖を調べに行こう。

そう決め僕は眠りについた。

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