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第62話『エピローグ』

俺は今、自分の屋敷にいる。

結局あの後どうなったって?あの後は疲れてしまってて覚えていない。

まさかのNO.1と戦うなんて誰が予想できた?あとヴィルシスが見当たらない。どうなってんだ?


「…失礼します、アウリス様」

「エルルか、何の用だ?」


俺の部屋にはもう説明不要のメイドが入室してきた。

一体どうしたのだろうか、俺は今、変な組織のことで精一杯なのだが…


そんな事を考えていたらお腹の調子が…

ごめんなエルル、怒っているわけではない。


俺は腹痛からかエルルをものすごい形相で見つめてしまっていた。

するとエルル(?)は突然服をさっと脱ぎ始め、何故か怪しい格好をした服に変えていた。


「…何故変装がバレた?!」


とか騒いでいるのだが…変装?何のことだ?さっぱりだが…

俺がそんなことを思っていたらマルクが突然部屋の中に入ってきた。


「…どういう状況なのですか?」


と俺に質問を投げかける。俺も聞きたい状況である。


「…ッチ!この姿を見られてしまったからにはもう生かしておくわけにはいかねぇ!」


と言いながら剣を構える。

俺は今もなお腹痛に悩まされている。


「…なるほど、お兄様の命を狙う者というわけなのですね」


とマルクは言う。

…それにしても腹がいてぇなぁ、薬とか置いてないんか?


俺がそう思っているとその男とマルクは戦い始めた。

剣が飛んでいるなぁって思ったり、そこ俺の部屋なんだが…と言う暇もなく、俺はすぐさまトイレに駆け込んだ。正直言うとすごくスッキリした。


俺が自分の部屋に到着する頃にはもう戦いは終わっていた。


「…帰ってきましたねお兄様、この人の処罰をどうするべきなのか」


とか言っている。

いやそいつのことそんな知らないんだよね。

だが俺のトイレを行く邪魔したから…


「死罪でいいと思う」

「分かりましたお兄様」


殺し方は任せても良いと俺が言うとマルクは裏の山の方へ走っていった。

元気がいいなぁと思っていると、俺の部屋がものすごいことになっていた。


「…父さんに頼んでもらおうかな」


と俺はひっそりと思ったのである。






とある裏山、赤髪の青年と、明らかに組織の下っ端そうな男がいた。


「お兄様の逆鱗に触れてしまったには…容赦するわけには行きません。あなたに死に方を選ばせてあげます。どれが良いですか?」


口の縛られた男は勿論返事をすることが出来ない。

だがそんな事知ったことかと赤髪の青年はその男に話しかける。


「…喋ることも出来ないとは、お行儀の悪い子ですね。そんな子には水をおすすめします」


と赤髪の青年は魔法で水を召喚して男の口に含ませる。

その水は飲むことが出来ずに口の中に残る。鼻の中にも水が登ってくるため鼻呼吸も出来ない。


「…あなたが悪いんですからね」


と赤髪の悪魔はそう呟いた。

















俺達はあともう少しでまた学校にいかなければならないのだが、本当にめんどくさい。

だが学校にいかなければそれのほうがめんどくさいので行かなければならないのである。


「マルクは最近どうだ?学園は楽しいか?」


保護者になった気分でそう聞く。


「はい、入学したての頃は不安がありましたがお兄様のお陰でクラスに馴染めましたので、今は楽しいです!」


と笑顔で答えてくれたが…多分俺の悪評を聞いた奴らがマルクのことを守ろうとしているだけなのでは…?

マルクは「お兄様の良さを分かっていない人もいますが…」と呟いていたが、世間の俺はそんなもんだ。

だが何も言わないのはあれなので「いいんだよ、俺の良さは()()()()()()()()()()()()()()()」と答えたら納得したのか何も言うことはなかった。


取り敢えず、あともう少しで学校がまた始まるので支度をする。

今までは外交を理由に休めていたが、此処から先、何か緊急の用事がないと休むことが出来ないそうだ。


…取り敢えず、学校卒業まで何も問題を起こすことのないよう、普通の生徒として過ごさないとな


とこのときの俺は思っていたのだが、注目を集める奴らと関わっている事に気づかず、普通の道からどんどんそれていることを知る由もなかったのである。。

取り敢えずここでまた一区切りですね。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

作品もついにクライマックスに入りました。あと何章かでこの作品は終りを迎えます。

取り敢えずブックマークを押して待っててください!新しい情報は随一活動報告等で連絡します。

こんなノリと勢いでしか出来ていない作品を読んでくれていますね、本当に。

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