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第5話『外交』

この小説のほうが書くのが楽しすぎる

「マルクー、ちょっと話があるんだが…」

「お兄様、何でしょうか」


俺は早速マルクを連れ出すために、一人でいるマルクに話しかけた。


「俺、父様に外交の手伝いをされることになったんだが、せっかくだったらマルクも来ないか?」

「兄様が行くなら僕も行きます」

「そうか、分かった」


なんか俺を理由に行くような気がするのだが…、まあいいや。これでマルクという手札ができた。これで俺の行く理由ができた。マルクを表舞台に立たせるという理由がな!


〜グレッグの部屋〜


「マルクを連れていくというのであれば護衛という立場でならいかせてやってもいいが…」

「連れていけるのであればよろしいです!父様!」

「ちょっとがっつきすぎだぞ、少し怖いぞわたしは」


護衛という立場に追い込まれることになるとは…まあそれも想定内というわけだ。むしろ行けるのであれば問題ない!そこで良い成績を残してマルクが次期当主になる可能性を挙げれるのだとしたら…楽な生活が待っているぜ!


〜現在〜


さあどうやって表舞台に立たせるか考えなければならないな。この俺、かなり頑張らないとな。










そして外交当日がやってきた。馬車の中では前の席に父様が座って、後ろの席ではマルクとアウリスという並びになっている


「ようやくこの日がやってきましたね、兄様」


とてもご機嫌のマルクはアウリスの腕を抱くように座っていた。


「マルク…ちょっとテンション上がり過ぎじゃないか?」

「だって~」


テンションが上っているのか、いつもの丁寧な感じがなくなっている。9歳だもん、子どもだもん、俺だって遊園地行くときもこんな感じだったもん。仕方ないよな


「マルク、少し落ち着きなさい」

「ごめんなさい、お父様…」


と、遊びではないのだからと怒られいるマルク。


「まあまあ、マルクのテンションはたしかにあれだけども、お父様も少し言い方はあると思いますよ、いくら貴族の子供だからといって子どもは子どもです」

「アウリスも子どもなのに辛辣すぎないか?」


と家族みたいな会話をしながら馬車の中で過ごしていると、あっという間に外交の舞台に到着した。


「ここがヴェーウェル王国ですか?とても綺麗ですね!兄様!」

「たしかに綺麗だな」


アウリスとマルクは無意識に手を繋いでいたためグレッグは


「お主達、わしのいないところでかなり仲を深めているようじゃが…」


と呟いていた。


ヴェーウェル王国、その王国はかなり観光名所として知られている。

そんな観光名所なのだが、絶対に訪れたほうがいい絶景スポットがあるそうで、カップルの間で話題になっていた。それが、時計台であった。


「さあお父様、早速目的の場所に行きましょう」

「あ、あぁ…」


そうして少し勢いをなくしたグレッグは少しスピードを落としながら一生懸命進んだのである。

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