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第15話『クラス別対抗戦』

ここで詳しく説明しておこう、この学校ではクラス別対抗戦というものがあるのだが、文字通りクラス別で対戦していく。ちなみにクラスとしてはa組対d組、b組対c組という感じで対戦カードがすでに決定している。ちなみにアウリスとマルクはd組、アリシアとクロードはa組、アルバートはb組となっている。

対抗戦の内容としてはサバイバル制で戦うも良し、隠れるも良しと、戦うことは強要されない。その代わり必要となるのがサバイバル能力だということ。状況を判断してどれほど生き残れるのかを見るのだ。最後に生き残ったクラスが勝利となる。これがクラス別対抗戦の概要となる。










クラス対抗戦の話を今日された、面倒くせぇ。


「それでは対抗戦のリーダーになってくれる方はいますか?」


名乗り出る訳ないだろ、こんなの自殺行為だろ、あんま目立ちたくないのに…。せめて(マルク)がやってくれたらなぁ…



いや待てよ、これは…チャンスかもしれない!


「はい!」

「お、アウリスくんですか」


クラス中が”えぇ?あいつが?”みたいな反応になる。


「いえ、違います。推薦と言う形にはなりますか…」


そう、自分は押し付けることにしたんだ…


「私は、マルク・クロドネスを推薦します!」


そう、()()()()()()()()()()()()のだ


「そんな…僕にはそんなこと…」

「大丈夫だ、マルクを一番近くで見て来た俺だからこそ言えるんだ」


とマルクを耳元で諭す。


「…じゃあ僕、頑張ってみるよ」

「じゃあリーダーはマルクくんでいいかな?」


そうしてリーダーはマルクに決まった。












「僕…出来るかな…」

「大丈夫だ、マルクなら出来る」


マルクをリーダーにしたあと、マルクはやっぱ心配していたようだ。確かこう言う時はモチベにつながることをすればいいと聞いたことがある。


「じゃあクラス別対抗戦でいい成績残せたらよしよしでもやってやる」

「…良いのですか!?」


と冗談っぽく言ってしまったが頑張ってくれるのならこれでもいいかもな。


「元気出たようだな」

「忘れないでくださいよ!お兄様!」


まるで子猫のように飛び跳ねたマルクは今日、気持ち良く眠れたそうだ。

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