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第11話『学園』

俺の名前はアウリス・クロドネス、侯爵貴族であり、転生者(ほんだまこと)である。学園に入学出来る歳になったので入学しようとしたら、


「アウリスよ、マルクは特別入学となった。一緒に行くといい」


まさかの事実に俺は驚愕という2文字を顔に浮かべていた。


「…嘘ですよね」

「本当だ」


どうやら剣の才が認められたらしく、学校長直々に入学をお願いされたらしい。すごいなマルク。


「マルクー、学園行くぞー」

「わかりました、お兄様、少し待っていてください」

「わかった、俺は玄関で待ってる」


馬車の前で待っていると制服姿のマルクが現れた。


「来たか」

「すいません、遅くなってしまって」


そんなマルクの姿を見てつい言ってしまった。


「…制服、似合っているな」

「…!?」


そういうとマルクは顔を赤らめてしまった。お父様からは何故か「お前も罪な男よのぉ」と言っていた。まじか。

と思いつつ、馬車に乗って学園に行くこととなった。


「…お兄様…本当に似合っていますか?」


マルクはますます可愛らしさが増してきた。そろそろ女の子に遊ばれるのではないかと思っている。14歳は恐ろしい…


「あぁ、似合っているぞ」

「本当ですか?ありがとうございます!」


と明るくなりながら言っていた。本当に可愛らしい。

そう言えば縁談についてなのだが、俺の方からお断りの連絡を入れた。俺が関わっていい相手じゃないからな。


「…その…お兄様…アリシア第一王女との縁談、本当に断ったんですか?」

「そうだな、俺が関わってもいい相手ではないし、他にお似合いの人がいたまでだ。」

「…よかった」


俺が自分の本音を伝えたらマルクは何故か安心しきっていた。


「今なんか言ったか?」

「…いえ、何も」


理由を聞きたかったのだが丸くはコレ以上何も喋ってくれなかった。

俺の領地から学園までは1日で行ける距離だったために直ぐに到着した。


「…もう着いたぞ」

「やはり大きいですね」

「だな」


ニューストン学園、様々な貴族が入学する学園、時々特別に入学するやつもいて、マルクみたいな才のあるやつの入学が認められているらしい。


「…あいつがいるのかよ」


アルバート(あいつ)か、俺ああいうの苦手。でもクロード王子の方は話しかけやすいからクロードはいいやつ。


「すまないなアルバートが」


すまないなと謝罪をしてくるクロード王子。


「アルバード様とは…」

「アルバートは弟なんだ、許してやってくれ」


アルバートよ、クロードがいなかったら殺してたぞ、お前を。


「お兄様…」

「何でもない」


学校長の話を聞いて、生徒会長の話を聞いていた。


「この学校は完全な実力主義です。そのおかげで私は…」


実力主義?そんなのたかが知れてる。実力を持ってても出る杭は打たれる。


とか思っていたら生徒会長が現れた。


「私は平等を願っています…」


平等か…。






そんなものがあったら今頃世界は平和だろうな。

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