第34部 北欧 エストニア市民独立運動 勃発
1917年(大正6年)12月 エストニア
*)エストニア独立 市民軍団
エストニアは、第一次世界大戦1914年7月~1918年11月中の、1917年のロシア革命でロシアが滅んで独立運動が勃発する。
ロシア帝国が崩壊して直ぐに自治獲得の動きが高まり、まもなく独立運動へと転じた。前年の1916年、ロシア帝国は執拗にエストニア侵攻を続けていた。
エストニア国としての軍隊は存在しない。ロシア帝国は、エストニア領として統治していた訳だから、ロシア軍だけだ。
エストニアの国民は、農民、商人、町民が主立って約2万人が参加する、民間防衛組織を結成する。軍隊では無い。重火器もどれほど存在したかも文献には無い。普通に考えても勝てる筈はないのである。ロシア帝国の崩壊により、ロシア軍は、おおよそ、6千人。
エストニア独立運動が、ロシアとの開戦へと転じる。ナルバは激戦区となる。私たち巫女は、人狼兵との戦いを強いられていた。
(* 独立後も、ロシア・ドイツに侵攻されて、ナルバの建物は殆ど消滅している)
民間防衛組織の総数の10%が女子であり、7~17歳の子供も戦力として加わっている。本当に農民一揆と同じだ。
(ロシアは、ヨーロッパ侵攻の為に、バルト海に出たかった。エストニアに足がかりとなる港が欲しいのである。上記は大よそ史実です。人数が?)
これからの数行は私感です。ロシア兵が弱かったのは、ロシアがあまりにも寒くて、酒を飲む国民だったからです。有機物からはアルコールを作り、化学物質からもアルコールを作り飲んでしまう。戦車の不凍液も飲む。車のアルコール燃料も飲んでしまう。戦う以前にアルコールを探して、作って飲む。だから、重火器を有しながらも簡単に負けてしまう。たぶん、そうでしょう。
ソ連が簡単に崩壊した理由をどなたかお教え下さい。
*)巫女VSロシア軍・人狼兵
麻美たち一行は、タルトゥ大学に身を寄せて隠れていた。
そのお礼にと、専攻農学部の知識を活かし、知識欲の強者たちに農業の理念等を教えていた。学生が教授になれたのである。もう、教育実習と同じだ。翌年に農学部も新設された。きっと日本人の虚像の胸像が在るに違いない。
ロシアの人狼兵の数は、200人程度と思われるがはっきりとしない。弱い重火器や刀剣では、負傷させる事は出来るが、殺す事が殆ど不可能なほどに屈強であった。人狼兵には人狼を当てざるを得ない、という最悪な状況が続いた。こちらには打つ手が無いのである。
民間防衛組織には、いったいどれほどの重火器が有ったのだろうか。そんな市民団体にロシアは負けたのだ。
タルトゥ大学に本拠地を置いたが、ナルバ激戦区とは離れすぎているのでナルヴァに本拠地を移した。
この時の人員が、総数・13人である。内、戦えるのは、7人と少数。
麻美、杉田先輩、石川、阿部教授、三浦教授、ミーシャ、スミヤ、ウルガ(館長の父)クライ、館長、ルカ、ターニャ、ニキータ になる。
一応の総指揮がウルガ。巫女が4人 人狼が3人 と少ない。
ロシア軍の人狼の秘密施設までは、120kの距離にあり、移動手段が少ない私たちはそれだけ不利になる。ベースをナルバに置き、前線基地をロシア軍の人狼の秘密施設の南10kのウルヤノフカに決めた。
教授らと別れたユキオとホロが研究施設の確認・調査に来ていた。ゲリラ戦に巻き込まれてロシア兵の銃撃を受けてしまい、多数被弾した兄のユキオが数日して亡くなる。ホロは泣き崩れる。ユキオとホロは合流出来ずに終わった。
ホロは泣き崩れて、ユキオの遺体を弔ってモンゴルへ帰国した。幸夫の家族には知らせていない。今までのようにどこかで生きていると、思わせることにしたのだった。もし、合流していれば、ユキに会えたし、霧の双子にも会えたのに、作者はとても残念な仕事をしてしまった。
ここからゲリラ戦を挑む。館長の父=ウルガ、が戦闘には長けている。ウルガは、爆薬の製造もこなせるし、人狼の中では最強だ。
ウルヤノフカから、森を通りロシア軍の人狼の秘密施設の近くまで来た。ウルガは、爆薬の設置をしに研究所に行った。1時間後に爆発が起こる。人狼兵が20人程が出て来た。
「戦闘、開始!」
武器の所持が、巫女の4人、他は人狼の計7人。少数だから、人狼兵が2人から4人のはぐれを見つけて戦闘を挑む。
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戦闘の情景は、読者様任せです。よろしくご想像願います。
「ウルガ隊長、ロシアの人狼兵を5人倒しましたが、致命傷を入れる事が今日も出来ません。一度退散しますか」
「時限爆弾を仕掛けたから、爆弾の場所に留め置く必要がある。もう暫く踏ん張れ」
「巫女の4人は大丈夫か」
この後爆発があり、巫女ら7人は退却した。本日も戦果は無い。
今後は、民間防衛組織の応戦する人狼兵に対処する。ここはベースのナルバに居を移す。僅か4日の対戦で終わる。




