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メリアの日記~Cluel fate  作者: 詩月 蓮
1、序章
3/3

2、メリアの決意

「......大丈夫かしら。トーヤさん達。

「「......。」」

キズナの問いには、私もフリュイも答えられなかった。

なぜなら、フレイアの兵士がここまで来たのは、初めてだったのだ。

私は、少しの間逡巡したのち、「......様子、見に行ってみない?」そう切り出した。

「なっ!!お前、アホか!?俺たちが行ったって、足手まといになるだけに決まってるだろ!!」

「......じゃあ、ここで、黙って、村が滅ぼされるのを待つの?

 何もしないか、少しでも抵抗するか。私だったら、後者の方が、いい!!」

「......メリア、その言い方は卑怯よ。

 ......でも、そうね、ここで手をこまねいているよりは、幾分マシかもしれないわ。」

「なっ!?キズナまで!?

 ......あー、もう、分かったよ。確かに犬死にするよりは、マシだ。俺も行く。」

「決まりだね。じゃあ行こうか。」



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