1、平和な暮らし
「おばあちゃーん、草むしり、終わったよー!
「ありがとう、メリア。これで、植物たちは元気に育つことが出来るだろう。
そういえば、さっき、キズナとフリュイが来ていたよ。行っておいで。」
「うん、分かった!行ってきまーす!ご飯の支度までには帰るね!」
「ごめん!待たせた?」
「おっせーぞ、メリア。」「遅いじゃない。何かあったわけ?」
「何かあったっていうわけじゃないけど、ちょっと、おばあちゃんを手伝ってたの。」
「よくやるよなー、毎日。で、具体的に何してたんだ?」
「草むしり!」
「ほんと、この国は不便よねぇ。よその国だったら、それ位、魔法や科学でパパッと出来るのに。」
「だな。......でも、フレイアとか、ヴァントみたいな戦争に積極的に参加する国も
どうかとは思うし、それよりはいいような気もするけどな。」
「ほんとに迷惑だよね!こっちは戦争になんか、関わりたくないのに!
おかげで、国を守るための軍隊を作らなきゃいけなくなったし!」
「おかしな話よねぇ......。私達は戦争を望んでないのに。国を守る為とはいえ。」
その時だった。
「おーい、君たち!フレイアがこの村まで、侵攻してきた!!
まもなく、ここは戦場になる!!君たちは家に戻るんだ!!」
トーヤさんが、慌てた様子でこっちに来た。
※メリアが暮らしている村、ソフィアは小さな村の為、皆、顔見知りです。
そして、皆が支えあって暮らしています。