1/1
この気持ちに嘘はない
初めて小説を書きました。
至らない点が多いと思いますが、読んで頂ければ幸いです。
プロローグ
大学を卒業して5年。社会人として日々勤務することにも慣れ、一端の社会人になったという自負がある。
だけど、社会人として働き始めて5年経った今でもこの感覚はぬぐい去れない。それは『生活に色がない』という感覚である。
今でも遊ぶ腐れ縁の友人もいれば夢中になれる趣味もある。職場でいじめられていることもなければ、重度の劣等感に苛まれることもない。傍から見れば、充実した人生に見える。
しかし、俺は生活に色を感じることがないのである....