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不条理娼説『ふとモニターの向こうを見上げると、そこには裸の少女が立っていた』

作者: 日野 愛歌

精液とホルマリンに塗れた全裸の首なし死体が転がっている。

テレビを観ている。モニターの向こうに映し出される一人の幻影少女。

ずいぶんと饒舌なガキだ。ともすれば、中学生にも見える発育不全の華奢なボディ。

幼児体型というよりは、宇宙人だなw

巫女頃みこころ こころ・・・こいつの話は抽象的すぎて、理解に苦しむ。

たとえばこんな感じに。



===


モニターの前のみんなーあつまって〜♪ちびま●こちゃんが始まるよー!


と!いうわけで、全国のロリコン諸君おはよーございます☆

最近めっきりお便りが減って、ちょっと戸惑っているココロウタ。こと巫女頃 心です♪


まあ、私が聖地巡回行けてないのが最大の要因なんですけどね。

自業自得と言われてしまえば、それまでです。


せっかくイラストを描いてもアップする手段がないのもネックです。

ふだんお便りくださるココロ優しい方数名に、西方キャラを描いたのですが・・


はやくデジカメ直れw修理出してるので。あと2週間ほどで直るっぽいです。


今日はみんなに、このゲームを紹介します♪スタッフぅうぅううー

はい、呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!


『5Dカスタム少女』!今日、あなたに紹介する商品はこれ☆

クリエイターとして必須なツールです。キャラクターをクリエイトするとき、頭の中だけでは補えない部分を容易に用意してくれるのですよ。


例えるなら≪賢者の石≫


彼は、我々Oと1の狭間で悩み苦しむ錬金術師たちに無限の可能性と母なる未来を示してくれます。


エロス追求されてますよ、奥さん。


私も中学生のころから、数多くのエロゲをプレイし、途中でめんどくさくなって放り出してきた猛者です。(若干の誇張を含めつつ)


その私を以ってしても、このゲーム。他に類を見ない≪残虐性≫と≪狂気≫そして≪孤独≫を孕んでいます。孕んでいます。(卑猥なことばなので2回言いました)


一昔前に『ラブデス3』という4D少女作成ゲームが流行ったのは記憶に新しいですが、そのカオスの権化をもってしても、単純な破壊力と突破力では、このゲームの≪固有結界≫は破れません。


あちらが、魔球(大リーグボール1号〜3号)で相手の裏をかき、討ち取るタイプのピッチャーなら、こちらは直球ジャイロボールのみで相手を捩じ伏せる正統派タイプのピッチャーですね。おまけに立ち上がりの速さと使い勝手の良さも、こちらの方が上。


先発に起用しても、クローザーに起用しても、充分な成果が見込めます。

どんなヘボ監督のもとでも、コンスタントに実力を発揮できる≪プロの中のプロ≫  エロゲー界の鈴木シチロー。


それが、この『5Dカスタム少女』です。


はっきり言って、淫猥レヴェルは前回の放送でアップしたスクリーンショットの比じゃないですもの。

すげーエロいです。版権キャラの再現があり得ないくらいイージーです。

涼宮ハル●もカノ●もクラ●ドもあずまん●大王もアルカ●ハートもテイ●ズもドーンとこーい民謡。





≪ラストエピソード≫


西暦1988年この≪世界≫に生を受けて、はや20年。天国と地獄の境界線で喜劇に踊り、悲劇に嗤い、惨劇に酔い痴れてきたストリッパー。

地上に降り、地に脚をつけて生きることを20年≪拒絶≫してきた彼女。ありとあらゆる分野に興味を抱き、傾倒し、絶望し、創造ザ・ワールド破壊クラックダウン殺戮アンインストールを繰り返してきた私『巫女頃 心』が、今ここで宣誓します。この身と魂の全てを 機械仕掛の神に捧げ、≪生命いのちの歌≫を歌います。








「これで抜けなかったら男じゃない!だまされたと思って買ってみよう♪」



【カトブレパスの怪物】


この5D格闘ツクールというゲーム(というよりシステム)に相応しい称号かと。

いえ。【怪物】はこのシステムではなく、その≪世界≫を創り、世に送り出した創造主クリエイターと、タナトスエロス一義順次論ヒエラルキー的可能性に愛と欲望を捧げる飽くなき探求者エロゲーマーたちなのかも知れませんね・・・







西暦2008年11月30日9:53 『人類の進化は止まらない。』










===


ふう。俺はモニターから視線を逸らし、深いため息をついた。ずいぶんとテンション高い女だ。

いや・・・こいつ本当に女か?得体が知れない。なぜエロゲについて、こんなに熱く語る。

前頭葉の異常によるドーパミンの過剰分泌が原因か。統合失調症?アスペルガー?それともただの白痴か。

どちらにせよロボトミーの末路は悲惨だ。世界は【天才ホワイトアウト】を赦さない。


そもそも【人間】なのか?この電波少女は。


気持ち悪い。不気味だ。生理的に受け付けない。だが、ほうっておけない。

テレビの前から離れられない。

なんだろう?魅入られているのか? この俺が?


「ねーよw」


間髪入れずに次の放送がはじまる。どうやら、今回は連続放送30分スペシャルらしい。今日はついてない。

こんな電波ちゃんに枠を2分の1時間も与えるとは随分とテレビ局もヤキが回ったものだ。



===


みなさん、ろりこんばんは!あくまで巫女頃 心DEATHデス


4日目 経過報告だよん♪


●腐官能小説『優しい歌が歌えない-愛と世界と真実と-』


アクセス解析TOP

小説全体 PV ユニーク

累計アクセス 500アクセス 193人

パソコン 84アクセス 71人

携帯 416アクセス 122人




●自慰錯娼説『お兄ちゃんと私と懐胎信書』


アクセス解析TOP


小説全体 PV ユニーク

累計アクセス 656アクセス 216人

パソコン 60アクセス 50人

携帯 596アクセス 166人




『遅れてきた女子中学生、巫女頃 心!

厨2病患者とは【私】のことだ!!』





はい、面白いですよー『5Dカスタム少女』

興味がおありでしたら、一度、ググってみてくださいなっ


体験版をダウンロードするのも素敵ですね♪


了解です!作品いっぱい書いちゃいますねっ

ちなみに、心歌。が書いてるのは『作品』ではなく『錯品』


3時間やそこらで、思いつくままに書き殴ったものを『小説』とは言いません。

まともな『小説』を完結させようと思えば、普通は(短編でも)最低2週間はかかるでしょう。気の遠くなるような推敲と添削と推敲を重ねて、はじめて世に送り出すことができるのです。



それゆえの『自慰錯娼説』、独りよがりなオナ二ー日記。


有り体に言えば、アイディアスケッチみたいなものですよ。私が書いているものは。


プロットもシナリオもコンセプトも構想もあったものじゃない。

ホースのさきっぽを指で押さえずに、ただ駄馬駄馬と水を垂れ流しているようなものです。


ギャラリーフェイクが性的な描写をお望みなら、そこに【興味の集中】を向けてみるのも悪くないかも知れませんね。


私が絶対的に欠落してるものは【羞恥心】 

全裸で町を徘徊することにすら躊躇しない類まれなる狂気。

監禁され狼に弄ばれることを夢視る白馬の王子さま症候群。


航海者のはるか上空から永遠と滅びの歌を唄い続ける悪しきセイレーン。哀しきは、その愚鈍さに気付かず、躍る伝説のミスティア・ローレライの真実。


根っからのトレジャーハンターです、巫女頃 心は。

いや、より正鵠さに重きをおくならば【墓荒らし】・・・ですかね。


残酷なる太陽に魅入られた【墓荒らし】はアクナムカノン王の呪いにかかり、血が止まらない病に罹ってしまいました。さあ、大変。


ぜひファラオの墓から私が強奪した【宝物】 

この≪世界≫から見つけ出してください。

それだけが私の願いです。






『さあ、闇のゲームのはじまりだ』



ま、幼稚園児とお遊戯するつもりで、挑んできてくださいな♪

私は千手観音として、孫悟空とスパーリングするつもりで、掌を縦横無尽に動かします。


あなたには、千手観音の手がいくつあるように視得ます?

ちなみに私には・・・




















===


ヴっュンン…っ。


そこで、俺はテレビのスイッチをオフにした。

誰かが来たのだ。断続的にインターホンを鳴らす音。その耳障りなノイズに顔をしかめつつ。

俺は望まぬ来訪者に、悪意の糸を張り巡らすのだった。





ガチャ。気だるそうに扉を開ける。




「―おかえり、お兄ちゃん♪」

右腕のない来訪者は、太陽のような笑顔で俺の眼球に囁く。


そこには、俺の首を我が子のように抱え、胎児を慈しむ裸の少女が立っていた。

自らの返り血でセーラー服を穢し、脳漿をぶち撒けながら、なおサバイバルナイフを舌先で転がし続ける彼女を視て、俺は恍惚の表情を浮かべながら、射精していた。


―≪世界≫に黙祷を捧げる。瞬間、巫女とココロが交差する。











「ただいま、お母さん」  ≪WORLD END≫










異臭。

首のない惨殺死体がひとつ。仄暗いアパートの一室に転がっている。損壊と腐敗が激しく、男なのか女なのか判別が難しい。外から、誰かが侵入はいってきた気配はなく、鍵もガッチリとかかっている。完全なる密室。絶悪なるロジック。無敵の楯と最強の矛がいがみ合う。








『彼女と、彼のどちかがMを殺した』


死体と13妊目の埋葬者は沈黙し黙して語らず。

互いに視詰め、破壊を蔑み、混沌を嘔吐し、刹那に絡み合うように、笑顔でそこに佇んでいた。

69696969。零。    ≪DEAD END≫

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