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最初の一歩!
プロローグ,
桜が美しく舞い上がっている四月、
胸を馳せた新高校1年生達が校舎へ
繋がる道を闊歩していた。
その中には、金髪ヤンキーやピアスを付けた学生が見当たらない状況に
感動さえも覚えた少年こと
比貳山大樹は
より一層、胸を張って歩いた。
と、隣にいた幼じみの上野賢一は顔が
険しかった。
[どうしたの?]と聞けば、上野は
[いや、中体連では予選敗退じゃん。
しかも、俺のパスミスのせいで]
[まだ、気にしてたの?]
[するよ!当たり前じゃん!]
そう言われても、もう半年も前のことだ。
チームメイトを怒っていた訳ではないし、気にする必要もない。
そもそも、上野はバスケ部で、
僕は軽音部だ。分かるわけがないと、言おうとしたが体育館へ着いた。




