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魔法?いや、超能力なんです。(小休憩中)  作者: ぢそべ某
第2章!
17/45

#17 カジノ?

 


 洋服店を出て十数分歩いたところでカジノへと到着した。外観は意外とシンプルで、電飾でキラキラしていたりしてない。ホテルが併設しているからか大人しめだな。



 でもそのぶん、店内は人も多いしキラキラと電飾も派手だ。これらの電飾の明かりも魔水晶のエネルギーで動いてるのだろうが、かなりのコストになるんじゃないのか?



 そう考えるとこのカジノの収益はかなりのものになるよな。




 …というかまだ午前中なんだけど人多すぎじゃない?暇人というか、ダメ人間の巣窟だな。まあ今日限りは俺もその一員だけど。



 店内を見て回るといくつものテーブルが立ち並び、その上でトランプ、ルーレット、ダイスなど色々なゲームが行われている。



 見た感じではトランプの柄やダイスの絵柄など、多少違いはあるものの俺の知っているものに近い。ルーレットも似たようなものだ。



 あとは肝心なルールだけど、これは覚えるしかないな。ポーカーとかブラックジャックがあればいいが…。



 そうやって歩きながら何をしようか決めあぐねていると、店の奥に高さ3mちょい、長さ7~8m程のデカい装置が数台並んでいるのが見える。あれは…スロットか?バカに大きいな。お、手前に説明の看板が。



 なになに…




 ────────────────────────


【ルークウィンカジノ、特製スロットマシーン】



 55図柄×50列の当カジノ特製スロットでございます。


 1列辺りの掛け金は10ギラから1000ギラまで


 図柄は全10種、右側に行くほどドラムの

 スピードはどんどん速くなります。


 目指せ高配当!挑戦者をお待ちしています。


 ────────────────────────




 なるほど、なかなか面白そうだ。それにカジノのスロットと言っても元の世界のように完全な運任せではなく、狙って揃える事も出来るようだな。1ゲームあたり最低でも500ギラってのが驚きだが…




「───おや?当店自慢のスロットマシーンにご興味がおありのようで……どうです、1回プレイなさいますか?」



 やれやれ、スロットをジロジロと見ていたせいか近くに立っていた黒服のおっさんに声をかけられてしまったな。まあ試しにやってみるか、幸い得意分野だ。




「…じゃあとりあえず10ギラでお願いします。」


「はい、かしこまりました。」



 黒服のおっさんに銀貨5枚を渡すと、代わりに紫色のメダルを1枚と配当表らしい紙切れを渡された。



「そのメダルを脇の投入口に入れてからレバーを押してください。ストップボタンはそれぞれの列の下にありますので。」



「はい、分かりました。」



 説明通りメダルを投入しレバーを押す。するとドラムが勢いよく回転し始めた。なるほど、目の前だと結構早いな。これならさっきやってた人がなかなか揃えられないのも頷ける。運に任せるしかないのだろう。



 さて、図柄は10種類あるがどれにするかな?配当表を読むと…1番配当の少ない赤いバナナらしき果物で1列に10個、1番配当の高い白い硬貨で1列に1個か。



 …とりあえず様子見でバナナもどきを揃えようと、左のドラムから蟹歩きでボタンを押していく。



 50列もあると結構大変だが、10列目、20列目とどんどんバナナもどきを揃える。ふっふっふっ、こちとら超能力がなくても早い動きには慣れてるからな、動体視力には自信があるんだ──





「────へっくし!」



 ブッブー!!


 ……へっ?



「ああ~残念、運良く26列目まで行ったのに…とうとう外れてしまいましたね。もう1回チャレンジしますか?」



「……はい、当然です。」

 チクショウめ、くしゃみごときで押しミスるとは…情けない。それに"運良く"だと?この程度のスピードで俺が運任せにするか!ここはリベンジの意味も込めて…



「……次は勝負をかけて1000ギラにします。はい、大金貨5枚。」



「ほーお若いのに勝負師ですね、お客さん!──はい、メダルです。」



 どうせなら1番配当の高い白い硬貨にしてやろう。先程と同じように左端から蟹歩きでボタンを押していく。





「───おいおい、白金貨図柄があんなに揃うのを見るのは初めてだな!」


「ああ俺もだ。しかもあの兄ちゃん、もしかして狙ってないか?大口叩いた凄腕の冒険者だって狙って揃えられなかったアレをあんな簡単に…。」



 ……30列目を越えたあたりから、周りが騒ぎ始めたな。40列目を越えると、さっきまでの落ち着いた顔からは一変して、黒服のおっさんの顔は青ざめたものへと変化していた。


 45、46、47、48、49列目まで揃え、あと1列となった。ラスト5列になったところから周りのお客もカウントダウンをしてくれて楽しかったが、それももう終わりだな。



 バシッ!と押して50列目を揃える。瞬間、周りから歓声が沸き起こった。



「「「「うおおぉぉぉぉぉー!!!」」」」


「マジかよ、配当60倍の白金貨が揃ったぞ!」


「しかも最大ベットの1000ギラだったらしい。」


「てことは……駄目だ、頭が追い付かねぇ。」




「……白金貨揃い、おめでとうございます。配当金は只今用意していますので、少々お待ち下さい。」



 黒服のおっさんは青白い顔のまま俺にそう告げると、店の奥へと消えていった。……ふーなかなか楽しかったな!俺からすれば止まって見えるから揃えるのはわけないが、それでも周りがあれだけ盛り上がってくれると俺も気分がいい。



 なんて勝利の余韻に浸っていると、おっさんが丈夫そうな革袋を持ってきた。パンパンに膨らんだ革袋の中身は 500000ギラ×60 だから…3000000ギラ、大金貨300枚分か。



 あれ、この前の大会の優勝賞金って大金貨何枚だっけ?


 ───いや、これは深く考えない方が……大会は半日以上かかったけど今回は何分くらいだったっけ?、とか考えない方が精神衛生上いい気がする。…ああっ、考えちゃったよ!



 こりゃあカジノへは本当にたまにしか来ないようにしないとな。いくら稼げるとはいえギャンブルに嵌まるのはダメ、ゼッタイ!だ。それに今回ので顔も覚えられちゃったよな。



 はぁ~とりあえず出るか。もう1回スロットやるとかは論外だし、他のゲームもルールとか覚えてしばらくしてからだな。


趣味丸出しでしたね……


スロットとか大好きなんで。


特にエヴァとかバジとかガルパンとか

ゴッドとか北斗とか好きです。

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