表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

LSDと狂気と歓喜の学級崩壊

作者: 小泉安曇

~LSDと狂気と歓喜の学級崩壊~



偽りの金切り声をあげる少女


生徒に自殺を促される小柄な太った家庭科の教師 そいつはベランダの柵から地面に吸い込まれていった


醜く太った女が あたしたちは弱者だから何だってやってやると言う





童貞と呼ばれるサディスティックな教師


たくさんの白と縁取りのアクセントがピンク色で縁取られるロフトになった校長室の清掃


そこはうるさい テーブル磨き十往復追加と童貞は言う



教室の机の番号が配列された見取り図


集団で快楽を得る為に その机に記された番号はドラッグの種類が微妙に調整されて指定されている


44番45番46番・・・・


ピンクのミシン目が打たれたボールペンで数字の書かれた紙


ピンクの紙のミシン目を一つ切り離して口の中に放り込み 唾液に浸しながら奥歯で噛み 紙に染ませた成分が唾液に混ざりそれを飲み込む。


身体中の血液が一瞬でざあっと止まるような感覚


そして身体がここちよくゆらぎ視界が失われる


本田さんの歌うビートルズと水泡





物凄く気持ちいい夢を見た。というか感じたのだろうか?


43~47までの数字がボールペンで乱暴に書かれた、

ミシン目の打たれたピンクの紙切れがおれのお気に入りのジャケットのポケットに入っていた。


そこは文化祭の後の後夜祭の教室だった。

大きなロウソクだらけの薄暗い照明だけで、学習机が不規則に並べられた異様な空間。


おれは46の紙切れを口に放り込んで噛んでいた。

すると目を開けていられなくなり、腰の辺りがジワッとした。

腰の辺りが信じられなく気持ち良くて、陶酔し始めた。

失われた視界は赤黒く、ふらふらと彷徨い始めた。


おれの身体を誰かが抱きとめる。

おれより小さな男がおれを抱きとめる。

おれは彼に触れる。

彼は小さな頭蓋骨で頭にバンダナをすっぽりと被っている。

”しょーがねーなあ”と聞こえた気がする。


腰の辺りのジワッとした快楽はずっと続いていて、失われた視界はスリルを味あわせる。


おれは、おれより小さな細い男とダンスを踊る様にふらふらしていた。


物凄い多幸感だった。


どうすれば、あの快感を再現出来るのか非常に興味深い。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ