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第七話のことば

・エキスパート構築【S.N.o.W.用語】

 禁止されてないカードはなんでも使えるルール。

 「第三話のことば」で触れてしまったので、ここでは割愛。


 

・馬上槍試合【その他】

 何かっつったら世界史用語。こんにちのトーナメントの語源。

 騎士同士が「オレの方がつえーしー!」とか言い合うちゃんばらごっこである。派手に立ち回ってドヤ顔した方が勝ち。

 いやホントはそこまでヌルくはないけど。死人も出てたし。



・ドラフト【TCG用語】

 配られたカードを複数のプレイヤーで順番に選択していき、自分が取ったカードのみでデッキを構築して行うゲーム。


 S.N.o.W.の場合、まず未開封のブースターパック(8+1枚入り)を一人6個(合計でデッキ用カード48枚)以上、全員が同じ数持ち寄る。

 はじめにそのうちの一つを開封し、中にFFがあれば、共有物としてプールする(エラーがない限り、必ず一枚入っている)。

 残ったデッキ用の8枚から一枚選んで自分のものとし、残りを伏せて隣に渡す。

 その後、逆隣りより回ってきたカードから1枚取って、残りをまた隣へ……を、パックの中身がなくなるまで繰り返す。自分のカードは見えないようにしておくこと。ルールによるが、自分自身も見てはいけない。

 未開封のパックが余っていれば、以上の手順を繰り返す。なくなったら、自分のカードのみで30枚以上のデッキを構築する。なおFFは、ドラフト専用のシンプルなカードを使用する。

 最初にプールしたFFは、賞品となる。トーナメントやスイスドロー等の形式で順位が決まったら、一位から順番に、好きなものを取って行く。



・即売会【その他】

 プレイヤー達が好き勝手作ったものを売るアレ。

 ここで行われているものは無論オンリージャンルだし、全年齢対象である。ジェローナの薄い本なんか売ろうものなら多次元の壁で八つ裂きにされる。

 でも多分、会場に近い別のイベントホールが貸し切られて、売られてるんだろうなあ。薄い本。げへへ。



・プレイヤーIDカード【S.N.o.W.用語】

 個人認証を行うとともに、大会成績を記録するカード。

 競技用TCG、特に賞金が出るようなタイトルには、だいたい似たようなものがあると思う。

  


・焔村光秀【登場人物】

 福岡選考会の優勝者にして、本大会のダークホース。19歳で尭史と同学年。

 イメージカラーは黒つるばみと深緋。イメージソングは筋肉少女帯の某曲。ネタバレに近いのでここでは秘密。


 ぽっと出で全国への切符を手にしたニューカマー。

 地方大会出場数が極端に少なく、本大会出場者中で最小という謎の男。

 出場者の中で彼を知っている者はほとんどいない。


 そのネームバリューを埋め合わせるかのように、大会当日は他の参加者に声をかけまくっている。

 積極性こそ称賛に値するが、その独特の言葉遣いから気味悪がる者も多い。

 尭史もその一環だったようだが、真意は彼のみぞ知るところ。

 それが作中で語られるのはだいぶ後。



・増子【登場人物】

 神戸のナンバーワン。通称『関西の重鎮』。

 プレイ技術はそれほどでもないが、SNoWへの愛は深い。

 大会への出場をすべてに優先しているため、おのずとポイントが溜まり、結果として当然のように出場権を手にしている。

 「数打ちゃ当たる」的な人。



・滝登りの鮎川

 本文中にある通り、頭良さそうでダサいあだ名。

 それにしたって尭史は気にしすぎである。

 これだけ定着してたら諦めた方が良さそうなものだが、妙にこだわるあたり、彼のオタクっぽさが滲んでいるような気がする。



・月居妙【登場人物】

 茨城代表。本大会では数少ない女性(21)。

 イメージカラーは黄土色と群青色。イメージソングは「ドリーミードライバー」。

 というか、ねごとの3rd“VISION”全体がモチーフになってる感ある。

 

 ラノベに一人はいる感じの、初めから好感度MAX系ヒロイン。

 しかし茨城県民の態度や言葉が無駄に怒りぽかったり、月居自身がわりと暴走気味の娘だったり、尭史の方が童貞だったりで、そんなに順調ではないようである。

 しかしまったく進展がないわけでもないだろう。二人が高校生の間に、一緒にアニメ映画観るくらいはしたと思う。


 そこから更に仲良くなろうと、大会中は勇気を振り絞ってくる。普通の男だったら血が集まって当然だろう。

 しかし本編の尭史は、優勝することで頭がいっぱいである。果たしてどの程度効果が出るものか。


 ーーと以上で終わりではない。月居はさらに腐女子かつ、ホモ専のファンデッカーかつ、レイヤーかつ、田舎方言かつ、日焼け跡という属性まで持っている。

 ちょっと詰め込みすぎたかなとも思うけど、ジェローナがかなり真っ直ぐだから、これくらい盛っても平気かなって。てへぺろ。


 余談だけど、“VISION”は作者にとって、2015年中最高のアルバムになりつつある。

 2ndまでは楽器隊の技術にボーカルが負けていた感があったけど、ここにきて一気に声量と艶が出たんだよね。驚くほど進化してる。そんな蒼山幸子が「どこにも行かないでね(はあと)」なんて唄うものだから、もうメロメロだよ。

 遊び心も溢れていて、名曲しかない。

 というかもう、13の名曲がすべて同じ強さで自己主張してくるせいで、何が目玉なのかわからないという、贅沢すぎる問題すらある。メリハリがあるかっつったらバリバリでメリメリしてるよ。


 そんな色々ぶっこんだ全力投球的キャラクターが月居ですって話(雑なまとめ)。

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