第十五話のことば
・早崎常麿【登場人物】
北海道選考会優勝者。イメージカラーは灰と山吹。
相当なコミュ障。
話題のストックがない、他人の話に対する感想が枯れているというのは当然のこと、およそ感情というものへの理解が乏しい。自己にとってのマイナスは感知できるくせ、他己のマイナスはおろか自己のプラスににさえ疎い、というキャラ。
試合後の様子もヤバいし、その後の行動もだいぶヤバい。
ただまあ、二面ボスだからそんなでもいいかなって。二面ってそんなもんじゃないですか?
・軍旗背負いの剣豪、オルギン・メイル【SNoWカード】
フォアフロント――人間 / 聖染騎士
ゲームの最初のあなたのターンの開始時、あなたは10点のダメージを受けてもよい。
発揮10(魔力カウンターが10個あるとき、常時能力として発動する); 種族に騎士か荒くれ者を一つ以上含むあなたのプログレは、すべてBP+500 / HR+1 される。
解放25; ターン終了時まで、あなたのプログレははすべてBP2000 / HR+3 される。
LP30
記念すべき第一弾の顔役となったカード。いづれの効果も自軍の強化につながる。
初手から常時パンプアップという単純で堅実な効果は、20弾、30弾のカードと見比べても遜色ない。七年以上の月日が経ってなお、強力なカードである。
惜しむらくは、騎士・荒くれ者に強力なカードがなかなか追加されない点に尽きる。
刷られない直接の原因が、このカードにあるとさえ言われているほどの、ポテンシャルの塊。
・心悪しき教示者【SNoWカード】
(2)(白)(黒)
プログレ――人間 / クレリック
(能力なし)
BP1500 / HR1 / RV(種族にクレリックを含む)
11弾で登場した、対抗色バニラサイクルの一枚。友好色のものらと同様の強み・弱みをもつ。
白と黒はカードの選択次第で、低速から高速まで幅広いデッキが組める。ただしドローの癖が強く、トップのドローの質が勝負を決めることも少なくない。そうなった際に貧弱なこのカードは足かせになってしまう。
そうしたデメリットを跳ね除ける強みとして、サイクル中で唯一、種族を二つ持っていることが挙げられる。しかも片方は人間である。どんな環境でもまず種族: 人間は存在するため、復活コストとしての使い勝手が良い。それゆえに高い人気を持つカード。
・虚空漂着【SNoWカード】
(白)
スプレー
白ではないプログレを一体選び、それを追放する。それのコントローラーは、自分のデッキの一番上のカードをステディ状態でFmにしてもよい。
白の筆頭除去。驚異の1コストで、プログレのコストや、タイミングを問わずに追放できる。
ただし相手のFmを増やすうえ、白であれば除去できない。このカードの発動に合わせて選んだプログレが、なんらかの手段によって白(または白を含む多色)に変更されたりすれば、まるきり無駄撃ちになる。しかも除去の如何に関わらずFmは増えるため、甚大なアド損となってしまう。過信してはならない。
脅威の除去として使う以外にも、相手がデッキトップを操作したのに合わせて使ってドローを阻害することもできる。また、あえて自分のプログレに撃つことで、強引にFmを伸ばすことも可能。相手のデッキが白単色だった場合などに使うと、有効かもしれない。
・オルギンの弟子【SNoWカード】(白)
プログレ――人間 / 聖染騎士
あなたのFFのカード名に「オルギン」が含まれる場合、このカードのBP+1500 / HR+1 する。
BP1000 / HR1 / RV(種族に聖染騎士を含む)
16弾で登場した、恐るべき小型プログレ。発揮10中の『軍旗背負いの剣豪、オルギン・メイル』がFFにいるだけで、2コストでバニラのプログレと同等のサイズになる。
1ターン目から出てHR3で殴る姿はまさに圧巻で、発売当時はオルギンより弟子の方が目立ってしまったと言われたほど。もちろん、オルギンをFFに据えたデッキでは基本カードとなる。