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この世界で傭兵達は生きる  作者: 白狼 雪
1章 傭兵達の生き様
3/7

エピローグ

初投稿です。

文章力弱々なので勘弁してください。

白い天井、白い壁、白い床、白い扉。

それが僕の部屋だった。あの狂信者に捕まり、勝手に御神体とやらにされ、勝手に信者共に崇めさせる。

用が済んだらまた閉じ込める。

あぁ。こんな世界、燃えて消えてしまえばいいのに……。


「…………最悪……。」


ボサボサになった真っ白の髪を掻きながら寝ぼけた目を擦る。


「あの最っ低な部屋の夢なんて見たくないっての…………。」


腰まで伸びた髪先が瑠璃色の真っ白の髪、パッと見女性と見間違える程整った顔。

そして特徴的な模様の入った魔眼と呼ばれる瑠璃色の両目。

法外の人々に所属する傭兵”リィ・カンフォーラ”の目覚めは最悪だった。


「あ”あ”ぁ”……まだ朝日が上る前か……。……………散歩でもしよ。」


寝癖まみれの髪を櫛でとかし、最低限の身支度と魔具を持って拠点を出る。

街はまだ薄暗く、深夜帯の薄ら寒い空気と薄暗い街は不気味なまでに静まり返っていた。


「普段と違う街の姿を見るのもいいな。」


そんなことはいざ知らず散歩をする。

静まり返っていた街にコツコツと靴音が響き渡る。


「…………なんで今になってあの時の夢を………。変な予知夢じゃないことを祈るか……。祈る神は居ないけど。」


そんな自虐に静かに笑うリィ。

しかしその笑みは何処か凶暴さを秘めている。

笑みを浮かべたリィは誰もいない深夜の街で呟いた。


「いつか絶対に復讐してやる………。」


その呟きは誰にも聞こえず、深夜の暗い街に消えていった。そう呟いたリィの瞳は煌々と紅く光っていた。まるで獲物を見つけた獣の様に。


なお拠点に帰宅後、勝手に出てったうえに深夜徘徊したことに対して説教を受けた。

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