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君で溢れるまで  作者: こさじ
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今この一瞬を1枚に

桜の散り始める時、一つの物語が生まれる。


…俗に言う「春が来た」ってやつだ。


ぶっちゃけ私は春から遠い生活を送ってきた。部活に生徒会、勉強。恋愛なんてしてる暇はなかった。そりゃ、女の子だし?恋愛してキラキラの日々を送りたいとも考えたけれど、周りは女子ばっかりで、共学なのに男子と喋ることがほとんどなかった。……私が悪いのだろうか。


…っと、話がズレちゃったね。

これから続くお話は、そんな私がめいいっぱいに恋愛するお話…。



主人公「っくしゅん…。…はぁ。花粉辛い…。」


などと間抜けなことを言っているのが主人公である咲村夏瑚(さきむら かこ)。星華高校の2年生。写真部兼生徒会(書記)で活動している。今はコンクール用の写真を撮りに来ているのだ。


夏瑚「なんで花粉症なんてあるのかなぁ~。もう~…っくしゅん!」


パシャっ


夏瑚「あ…。勢いでボタン押しちゃった。無駄な撮影をしてしまった…。はぁ…。さっきから全然良いの撮れない。くしゃみでブレるし、いいアングルも見つからないし…あぁー!もう!どうしよう~…。(ズズッ)とりあえずティッシュ…。あれ?どこにしまったっけ…あー、やばいやばいティッシュ無いと困る~…」


???「良かったらこれどうぞ」


そう言って声をかけてくれたのは、ストレートヘアを風になびかせた、私と同じくらいの年齢の男の人でした。


夏瑚「え、あ、いや、大丈夫でs…(ティッシュ使い切ったんだった…!)…すみません。お言葉に甘えて。」


男の人「いいですよ、俺、花粉症なんで(笑)ティッシュは人の倍持ち歩いてるんです(笑)」


夏瑚「あなたも花粉症なんだね(笑)私も今ティッシュ探してたら…さっき使い切ったの思い出してね…」


男の人「あぁ~あるある(笑)さっきまであったのに…みたいなね(笑)ところでさ、君は写真撮るのが好きなの?」


夏瑚「私、部活で写真部入ってるんだ。もちろん写真撮るのも好きだよ?昔っから目で見るものをレンズ越しに見るのが好きでね。全然違うじゃん?」


男の人「確かに」


夏瑚「でしょ?だから、なんで違うんだろーっていっぱい写真撮ってたらどんどんハマっちゃって(笑)それで写真部入ったの」


男の人「なるほどね(笑)じゃあ、また会うかもね」


夏瑚「え?」


男の人「だって写真部って事は、星華高校って事でしょ?この辺りで写真部あるのはあそこだけだからね。それに、俺今年から星華に編入したんだ。」


夏瑚「編入…?あ、もしかして、瀬名くん…?」


瀬名「俺のこと知ってるの?」


夏瑚「え…あ、まぁね。ほとんどの人は知らないよ」


瀬名「そっかぁ、じゃあ、二人の秘密だね」


夏瑚「う、うん、そうね」


瀬名「あ、もう帰らなきゃ。片付けすっぽかして出てきたから母さん怒ってるかなー(笑)ってことで、じゃーね!また!」


瀬名は笑いながらそう言って走っていった。


夏瑚「うん、またね…」


…なんとなく撮っておこう。


パシャ


……。顔めっちゃ整ってた…。

資料で見た時も綺麗な顔だなって思ったけど実物ヤバい。恋愛の免疫がない私にあの顔が目の前にあるのはあかんよ…。しかも、最後の笑顔とか反則すぎる…。…ううん。いかんいかん。恋に落ちてはダメよ私。

あんなのに恋しても想像出来るでしょう。敵だらけよ…。


夏瑚「やっぱ恋はしない方が楽だなぁ。…してみたいけどね。」


そう呟いて夏瑚はおもむろに歩き出した。



先程の出来事に思いを馳せている内に家に着いた。


夏瑚「ただいまー」


母「おかえりー、お風呂湧いてるよ、それかご飯食べる?」


夏瑚「んー。お風呂先入る。お父さんは?」


母「まだ、今日は遅くなるって言ってたからゆっくりで大丈夫よ」


夏瑚「わかった」


パタン


今日のことは忘れよう。忘れてなかったことにしよう。


そう考えながら夏瑚の一日は終わっていった。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


いかがだったでしょうか?

初めての投稿作品ということもあって、

分かりずらかったり、展開がおかしかったりするかもしれません…。ほんと、申し訳ないです。


私としてはあまり長いと読みずらいというのもあるので、なるべく、短めに話をまとめていこうと思っています。


まだ始めたばかりですが、リクエストなど、こういう話を書いて欲しい!などあれば喜んでお受け致しますので、是非コメントなど、TwitterのDMでお待ちしてます。


では、次回の更新をお楽しみに。

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