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スポフェス3〜ジャッチメント〜
「やあやあ、ご気楽そうだねぇ
茜ちゃん以外にも女の子達なんて」
「どこを見たらそう見えるんだよ。
負けないからな」
「こっちのセリフだ。
まあ、万が一でも負けることはないだろうね」
「ヨーイドン」
作戦なんてものは無い。全ての神経を歩幅を大きくすることと、ピッチを早くすることで埋め尽くす。
よし。スタートはかなり良い。あいつと並んだ。
な!?あいつ俺の前に来て走路を邪魔しやがった。
不思議と案外冷静だ。あいつだって遅いわけではない。むしろ速い。ならば…このまま全力だ。
よし。半分過ぎた。未だ追走できてる。
こいつわざと減速しやがった。
ぶつかる!
危ない、避けきれた。
あっ、足がもつれて…
くそ、転んでしまった。
あいつは…いやあいつを気にしてる場合じゃない。
僕は死に物狂いでゴールを目指した。
「2位、2位です。」
くそ、負けたのか。クソ、くそぉ
「おっと、審議、審議が入ります。
一位の負石選手が2位の神楽選手を妨害したとして審議が入ります。」
「ただいまの審議の結果神楽選手が一位に、負石選手が最下位となります。」
やった、これで、茜と別れないで済む。
でも、実力で勝負して欲しかったし、僕もそのつもりだったのになんだか微妙な気持ちだ。
とはいえ勝ちは勝ちだ。
正々堂々としている事は良いことだと泣きながらに学んだ一日だったなぁ




