出会い
そしていよいよ入学式が始まる
「新入生代表神楽誠一君、お願いします。」
「ハイっ」と大きな返事をしてステージに向かう。
よし。このままでいいんだ。後はセリフをかまなければ大丈夫。
「温かな日差しとともに吹く風が心地よく感じられるようになった今日僕たちはこの王神高校に入学します。僕は学業、運動共に全力で取り組みこの学校で大きく飛躍できるように頑張ります。新入生代表神楽誠一。」
噛んでしまったいう一種の後悔を味わいながら入学式は終わりクラスの確認に移っていく。
「えーC組の担任を務める事になった片丘といいます。よろしくお願いします。」
「自己紹介をまずしていきましょう。」
この一言によって自己紹介が始まった。
いよいよ僕の番だ。もちろん緊張している。
「王天中学から来た神楽誠一です。特技は勉強です。よろしくお願いします。」
順調に自己紹介を終えて授業のガイダンスをされて学校は終わり家に帰った。
たまたまだった。たまたま。
隣に住んでいる美少女、霧崎茜と遭遇した。
正直ほとんど話したこともなかったけど綺麗な人だなぁって思ってたのは覚えてる。
どうしてそんな話になったって?
それは、なんと彼女も高校1年生でしかも同じクラスの生徒でした。
晴馬と話してたから気づかなかったなあ
それは突然の事だった。
「ピンポーン」とベルが鳴ったので晴馬でも来たと思ったら違った。
一回ドアを開けたら・・・まさかの霧崎さん。反射的にドアを閉める。
あれ、ぼくついにおかしくなったか?
「ちょっとおぉ~閉めないでってばぁー」
あ、これ現実だ。
「ちょっと、どうしたんです?霧崎さん」
「そのぉ自己紹介カードの宿題ってあったでしょ」
「はい。ありましたね。」
「恥ずかしながら、そのプリント学校において来ちゃったからコピーさせてくれないかなって思って」
「わかりましたよ。これどうぞ」
「ありがとう」この人の笑顔って可愛いなぁ
って何を考えているんだか
あれから30分たったんだけど遅くね?
ちょっと心配になって見に行ってみたら・・・
「ちょっと、霧崎さーん」
4月23日編集