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彼女との出会い
小学1年生の夏、星空の真下で今日も星野グループは暴れていた。「あー!カマキリ見っけ!」相変わらず相太は元気だ。「あたしなんかトノサマバッタ見つけたしー。」茜が自慢気に言う。「俺と水木なんかカブトムシGETしたしー。」やきこは水木と一緒に手をだし、みんなに見せた。「ふふふ諸君。俺なんかノコギリクワガタだぜぃ〜。」『お〜月田すげ〜』みんな口々に言い始めた。「さっすが隊長!」相太が言う。そう。俺たちは今星野グループとして生き物の観察や捕まえたり、いたずらをしたりしていた。「お〜いそろそろ秘密基地に帰りましょうよ。」水木が言う。秘密基地は古い神社の裏の森林にあり、そこにみんなで集まって次のいたずらなどを話合ったりする。空いっぱいの星空心が豊かになる。「さて。俺も行くとするか。」『待ってください。』と呼びかけたのは知らない少女だった。