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実験

前話で書いた主人公とルナのステータスの一部を編集しました

うわ、これやばいな色々と。まさか魔眼って頼んだらこんなに大量に入れられるとは思わなかった。まあ、これで俺の眼が真っ黒になったのか分かったな。

魔眼が多すぎて全ての魔眼の色が混ざり合って黒くなったんだと思うから、〈灼熱の魔眼〉だけを使うようにイメージすると……やっぱり眼が赤くなった。なら元の色に戻そうかな。いや、別にこのままでいいか。

てか、今更だけどなんで家の地下に牢なんてあるんだ?貴族だからだろうか?それにこの牢結構設備がいいし。まあ、明日まで時間もあるし魔眼の制御をやるか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


魔眼の制御をしてみて分かった事が幾つかある。


1つ目が魔力を使用するか否かだ。殆どの魔眼は魔力を使用しないが一部に使用する物があった。例を挙げると〈白夜の魔眼〉〈極夜の魔眼〉などがあった。その2つとは違い条件付きで魔力を使用するものもあった。その条件は大半が回数制限で他には種族制限などがあった。


2つ目は眼の色彩が変わるか否かだ。殆どの魔眼は眼の色彩に変化は無かったが一部に変わる物があった。変わり方には2つのパターンがあり1つ目は色のみが変わる魔眼、2つ目は眼に十字架などの紋様が出てくる魔眼だ。この2つの他には例外が1つあり〈反転眼〉だけは意識しないと色彩に変化が無かった。〈反転眼〉の色彩の変化は強膜と瞳の色が反転した。やってみたらかなり気味が悪かった。


3つ目は未開眼の魔眼の開眼条件が一切分からなかったこと。だけど開眼した時にどんな開眼条件だったのか分かるようだ。それが分かった理由は牢に入れられてから魔眼の制御をしていたら幾つかの魔眼が開眼したからだ。例を挙げると〈千里眼〉〈精霊の眼〉の2つだ。この2つはどちらも遠くを見れる魔眼だった。〈千里眼〉はそのまんま千里先まで見れる魔眼で〈精霊の眼〉は精霊の見ている光景を見れるという魔眼だった。〈千里眼〉の開眼条件は遠くを見ようと思うことで〈精霊の眼〉は誰か対象を指定しその対象を見ようとする事が条件だった。まあ、開眼条件がこんなに簡単なら早いうちに全部開眼すると思う。


4つ目は魔眼にはランクがあるという事。〈乖離眼〉で周りから音を乖離して実験した結果、今の所魔眼には3つのランクがあることが分かった。

一番ランクの高かった魔眼は〈白夜の魔眼〉〈極夜の魔眼〉〈白炎眼〉〈反転眼〉そして最後に〈干渉眼〉の5つだ。

その次に高いのが、属性系統の魔眼、例を挙げると〈灼熱の魔眼〉や〈凍結の魔眼〉のようなもの。

3番目の魔眼は状態異常系の魔眼だ。例を挙げると〈石化の魔眼〉〈病魔の魔眼〉などだ。

このランクというのは俺が勝手に決めものなのだが、ランク分けは単純でランクが高いものはそのランクより低いものを無効化できると言うものだ。

なので例外が幾つか存在する。〈魔眼〉〈千里眼〉〈精霊の眼〉などがその例外となる。この魔眼は無効化されることは無いが他の魔眼を無効化することも出来ない。故に例外としこの眼は〈干渉眼〉か〈反転眼〉の2つとベアにして使う事にしようと思っている。


まあ、魔眼について分かったことはこれくらいだな。


「お兄様、何処に居るのですか?」


ルナがこんな時間にこんな所に来るなんて、俺に会いに来てくれたのか。うん、俺には過ぎた妹だな。


「ルナ、ここにいるぞ」


「ああ、そこにいたんですね」


「ああ、ルナここだぞ。それと何しに来たんだ」


「お兄様が心配で来てしまいました。ご迷惑でしたか?」


「いや、そんなこと無いぞ。俺もルナに会えて嬉しいから。あと1つ試してみたいことがあるんだがいいか?」


「はい、構いません」


「そうか、なにか感じたら言ってくれ」


「はい、分かりました」


「じゃあ、まず俺の眼を見てくれ」


そう言うとルナと俺の眼があった。この後〈念話眼〉を使う。


『ああ、ルナ聞こえるか?」


「お兄様の声が頭に響いてきます。これってなんなんですか?」


「これは〈念話眼〉と言ってこの眼でみた対象と会話できる魔眼だ」


「そんな魔眼があるのですか?」


「ああ、あるぞ。この魔眼は距離の制限が無いからここまで来なくても話は出来るようになる」


「それは嬉しいのですが、魔眼は1人に対して多くても2つしか無いのにそんな魔眼ですとやれることが限られてきてしまうのではありませんか?」


「ああ、それなら心配無い。これを見てくれ。ステータスオープン」


俺はルナに自分のステータスを見せるとルナは驚愕の表情を浮かべて問いかけてきた。


「ここに書いてある魔眼全てをお兄様は使えるのですか!?」


「ああ、全て使えるがまだ使いこなすことはできないな」


「やっぱりお兄様は凄いです」


「ありがとな、ルナ。そう言えばどうやってここまで来たんだ。それはお母様やお姉様はもう寝てしまったのでお父様専属のメイドに案内してもらいました」


「1人だと怖くないか?」


「少し怖いですがお兄様に会いに来るためなら大丈夫です」


「そうか、出来れば送ってやりたいんだがな」


「お気持だけで大丈夫ですよお兄様」


うーんどうにかして可愛い妹が怖い思いをするのを避けられないだろうか?分身は多分メイドに見つかって大変な事になるだろうしな。


《〈転移眼〉の開眼条件(大切な人を守る為に別の場所に送ろうと思うこと)が達成されました。これより開眼を始めます》


ありゃ新しい魔眼ぎ開眼した。てか条件確かに達しているけど絶対この条件を作った奴もこんな状況で開眼するとは思っていなかっただろう。


「ルナ、帰り道心配なさそうだぞ」


「どうしてですか?」


「今さっき新しい魔眼が開眼してな、それでいけそうだ」


「どんな魔眼ですか?」


「〈転移眼〉っていって、1度見た所なら何処にでも視界内のものを転移させることが出来るって魔眼だ」


「それは凄い魔眼ですね」


「ああ、これでルナもこっちとルナの部屋を行き来出来るぞ」


「どういう事ですか?」


「〈精霊の眼〉と〈転移眼〉を組み合わせればルナをこっちに転移させられるみたいなんだ」


「そうなんですか、ではお兄様の所に行きたい時は〈念話眼〉で知らせればいいですか?」


「ああ、〈念話眼〉は1回登録すれば相手側からも使えるからな」


「なら分かりました。今日はそろそろ戻らないと不思議に思われてしまいますのでもう戻ります。送ってもらってもいいですか?」


「ああ、勿論だ。今やるから少し待ってくれ」


俺は魔眼に魔力を込める。魔眼は正常に発動してルナはその場から居なくなった。


『お兄様本当に部屋に戻れました!』


ルナは少し興奮気味に念話を飛ばしてきた。


『まあ、初めてだから不安だったけどちゃんと転移出来たんだな。ああ、そうだ部屋の中の何処に転移したんだ』


『えっとベットの上に落ちました』


『そこも、設定通りだな』


『でもなんでベットから少し高いところにしたんですか?』


『〈転移眼〉は転移先に物体があるとそれを押しのけちゃうからだよ』


『えっとごめんなさい。どういう意味かわかりません』


『えっと、簡単に言うと転移先に壁なんかがあるとその物に埋まっちゃうってこと』


『それなら分かります』


『まあ、明日からは徐々に慣れてくるからピンポイントで転移できると思うよ』


『頑張ってくださいお兄様』


『じゃあそろそろ時間も遅いし寝ようかルナ』


『そうですね、ではおやすみなさいお兄様』


『ああ、おやすみルナ』


そして念話を切る。まあ、とりあえず魔力使って疲れたし俺も寝る事にするか。魔眼の実験はまた今度ってことで。

そして俺は部屋に備え付けられているベットに入り眠りに落ちた。

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