表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/29

生産スキル

遅れて申し訳ありません。テストやらのイベントが重なりこんなにも遅くなってしまいました。

10階層突破から2週間くらい経ち、今俺は20階層に来ている。別に単身で階層のボスを倒そうというわけではない。20階層のボスは亜龍程ではないがあっさりと倒せたのだ。まあ、やり方は重力魔法で動きを封じて殺したのだが、まあそれはいい。それでなぜここにきているのかというとこの階層に用があるのだ。

発端は昨日の狩りの時に遡る。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「紅夜、こっちの魔石の回収終わったよ」


「ああ、今無限倉庫持ってそっちに行く」


いつも通り狩りをして無限倉庫に魔石を仕舞おうとすると異変が起きた。


「紅夜、入らないよ?壊れてるのかな?」


「うん、容量の限界なのか」


「無限倉庫に容量なんて、あるの?」


「ああ、確か使ってる素材によって容量が変わってくるってのを本で見たことがあるな」


「それだと、これからの魔石はどうするの?」


「仕方ないし、なんかで使うか」


「何かって?」


「20階層のボスが使っていた生産スペースがあっただろ。そこでなんか作れば魔石の量も減るだろう」


「その間は攻略も休みにするの?」


「そうだな、最近は休まず攻略を続けてたしこの機会に1週間くらい休みにするか」


美月は、しばらく考えてから


「うん、分かった。それで、紅夜は何を作るの?」


「俺は、そうだな。ポーションとかでも作ろうかな」


「そう、なら私は防具とかを作ってみる」


「ああ、分かった。なにか、足りないものがあったら呼んでくれたら直ぐに行く」


「うん、そっちも」


まあ、そんなこんなで今、20階層の所にいるわけだが、さて何から作るか?まあ、最初は普通のポーションから作るか。


「ポーションの材料ってなんだろうか?」


それらしい本もないしな。どうするか?ん、そういえば使えはしないがポーションが置いてあったような…………おおっあったあった。とりあえずこれを〈魔眼〉で見てみれば何かわかるかも


【ポーション・薬草、水、魔石(Eランク相当のもの)・1】


おおっ、これが材料か。でも最後のはなんだろうか?まあ、いいやとりあえず作ってみるか


まず、薬草をすり潰して水を混ぜる。その後に魔石をってEランク相当の魔石なんて持ってたっけな?でも相当ってことは他の魔石を砕いて使ってみるか。亜龍の魔石を砕いて小さくして薬草を混ぜた水の中に入れる。よし成功だな。でも、ステータスに調合なんかのスキルはないな。仕方ないし続けてみるか


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


5回目の時に、やっと〈調合〉のスキルが出た。しかも、その時は調合に失敗した時である。


なるほど、失敗でも経験値は入るのか。後で成功と失敗での経験値の差を後で計測してみるか。それはそうと、右端の数字の意味がやっと分かった。あれは100%調合が成功する時のスキルレベルを指していたのだ。まあ、殆ど全てまだレベルが足りないのだが。


取り敢えずこの後は3時間くらい淡々と調合を続けた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「紅夜、そろそろご飯にしない?」


「もう、そんな時間か。それで今日は何を食うんだ?」


俺たちはいつも飯は適当に調達した木の実や野菜などを食べて過ごしていた。調味料はある程度あるが、〈調理〉のスキルを持っていないから料理をすることもできないからな。


「今日は、私が作ってみたんだけど……」


「本当か!?楽しみだな」


「うん、初めてだけどうまく出来たから」


「それなら、期待できそうだな」


それからしばらくすると美月の作った料理の並んでいるテーブルが見えた。


「あれか、美味そうだな」


「うん、自信作」


俺たちは椅子に座って美月の作った料理を食べ始める。


「美味いな」


特に自家製だろうか?このドレッシングが美味い。この迷宮にある食べ物が引き立つような味わいだ。


「どうかな?」


俺の最初の呟きが聞こえていなかったのだろう、不安そうに俺に訪ねてきた。それに対して俺は


「ああ、美味いな。こんなに料理がうまいならきっといいお嫁さんになれると思うよ」


俺は率直な感想とよくある回答を答えておく。別に投げやりに言ったんじゃなくて本当にそう思ったから言ったのだ。


「ありがとう」


美月が少し頬を赤らめながらお礼を言ってきた。どうしたのだろうか?風邪だろうか?もしかして……フラグ!?いやないなこのところ休みなしに迷宮に潜っていたから疲れているのだろう。なので、後かたずけは俺がやり美月には、早めに休ませた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あれから一週間経ち、俺たちの生産スキルこレベルは俺が〈錬成〉が最大レベル30で今俺は14。美月は〈料理〉が最大レベル30で美月が15〈裁縫〉が最大レベル100で美月が29である。最大レベルの差は上位スキルがあるかどうかだ。〈錬成〉は〈調合〉の上位スキルでその上に〈錬金術〉そしてその上に〈錬金術師(アルケミスト)〉となっている。〈料理〉は〈調理〉の上位スキルでその上に〈調理師〉そしてその上に〈料理師〉がある。最大レベルは〈料理〉と〈錬成〉が30、その上のやつが50、また、その上が100だ。

まあ、こればかりはコツコツあげるしかないのだが、出来れば迷宮を出るまでに〈錬金術師〉にはなりたいと思っているが無理だろう。まあ、目標は高くだな。

今回は短めです。リハビリを込めての更新なので次も少し遅れると思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ