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とある冒険者の漫遊記  作者: 安芸紅葉
第二章 友との出会い「深淵の森」編
49/358

第44ページ エピローグ

ソレは恐怖していた


奴さえいれば自分は安泰だと思っていた


過去に一度だけ奴は負けたことがあったがあれは遊びのようなものだった


それ以降奴が負けたことはない


それ以前も奴が負けたことはない


故にソレは安心していた


奴と契約できたことで自分の安全は保障されたのだと思った


しかし違った


奴は契約に飽いていた


そして今回の侵入者


ここまでたどり着く程の力を持った人間


極上の贄になるはずだった


その力を吸い更なる高みへと自分は上るはずだった


このあいだの魔族は十分な贄となってくれたが足りなかった


その足りないものを埋めてくれるはずだった


にも関わらず奴は人間たちを地上に帰してしまった


奴の力なら殺すことなど容易かったはずなのに


あまつさえ手助けまでしているようだった


ソレは憤慨する


「お前はこちらの者だろう」と


奴を縛れないことは契約した当初からわかっていた


奴を縛るには圧倒的に力が足りない


だがいつか、いつの日か、奴自身を利用することで自分はその力を得るに至るだろう


そう思っていたのに


「君との契約ももう少しで終わりかな」


奴が言う


嬉しそうに、楽しそうに


赦さない


そんなことは赦せない


お前が自由になるというのなら


最後にすべてを…壊シテシマオウ


ソレは狂った


誰にも知られずひっそりと


ソレ本来の役割すら忘れ


いいや、あるいは、


ソレが奴と契約したときから


すでに狂っていたのかもしれない


この後、この地は再び戦火に包まれる


その戦いはこの世界全土の滅亡に直結するかもしれぬ戦い


だが、それはもう少し先のお話

自分でも何を書いているのかわからなくなりましたがもう少し先のお話のプロローグ・ゼロといった感じなのかも?


これで二章は終了となります!

閑話を挟んで三章となりますが、さてどうなることやら?

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