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とある冒険者の漫遊記  作者: 安芸紅葉
第十一章 最も危険なピクニック「目的地は魔王城」編
275/358

第234ページ プロローグ

十一章開幕です。

プロローグなんでかなり短め。

魔大陸。

そこは正に魔境。


天候は悪し。

一年を通して陽が差さない場所も多い。


空気は悪し。

所によっては瘴気が立ち込め、人族はおろか魔族でさえ立ち入れない土地もある。


土壌は悪し。

栄養は全て魔性植物に持って行かれ、弱い作物は生き残れない。


交易は悪し。

海は渦を巻き、毒を含む。

人大陸への道、獣大陸への道ともに悪辣な環境が立ちはだかる。


魔物は強し。

過酷な環境を生き抜く魔物たちは、その強さも他の大陸とは桁違い。

ただのゴブリンでさえ、他大陸に出た場合最低Bランクは下らない。

もちろんより強力な魔物も多数存在する。


そして、そこに住む魔族も主三種族の中で一番の魔力を誇り、体力強化に転用することで身体能力も獣族と並ぶことが可能となる。

ただし、見た目上魔族は人族と変わらない。


耳が尖っているわけでも、目が赤いわけでもない。

その身に宿す魔石のみ異なり、外見上からの判別は難しい。

感覚が鋭い者にとってはその違いが大きく判断することも容易であるが、市民に紛れ込まれた場合見分けるのは困難になる。


だが、その逆は簡単。

魔族の中に紛れ込んだ人族はその魔力の違いからすぐに判別される。


ただしそれは、純粋な人族の場合。


竜の因子が混じっていたり、他の要因も入っていたりすると、魔族はそれを受け入れる。

つまり、この男も…


---


「来ちまったもんは仕方ないな、魔王にでも会って帰るか」


周辺の風景をあらかた視ても、魔大陸であることには間違いないことは確定している。

にも拘らず、まるでピクニックに出るかのような声色で冒険者は告げる。


相棒であるブラックヒッポグリフを一撫でし、歩き出した男はとりあえず人が多くいる方向へと向かうことにした。


その先にどんな出会いが待ち。

どんな悲劇が待ちうけているかも知らず。

さて、300部記念SSのリクエストを活動報告より受け付けたく思います。

できるだけ組み入れて頑張るのでどしどし遠慮なくどんなものでもお待ちしてます!

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