不思議少女の恋
むかーし、むかし。
ある山のふもとのある村のある家に。1人の少女がいた。名は亜華葉。
なぜそんな名前かだって⁇それはこれからのお話……。
蝶が一匹。畑にいた。それはそれは綺麗なアゲハ蝶。1人の男の子が捕まえようとした。アゲハ蝶は、逃げた。必死に。
1人の男の子も来た。アゲハ蝶は、1人の網に捕まらないようにするのも、精一杯。2人目なんて、運に任せるしか。
「アゲハ蝶をいじめちゃ、ダメだよ!」
ん??誰が今言った?その1人の男の子です。網を持った男の子を追い払い、アゲハ蝶にも、
「お行き」
と言って、行かせてくれました。アゲハ蝶は、一目惚れしました。だけど、アゲハ蝶と人間。そんな簡単に結びつきません。アゲハ蝶は、必死に神様にお願いします。ある晩のこと。いつものように、神様に祈っていると、綺麗な何かが飛んできました。そして、眩しすぎて、目を閉じていました。開いた時。驚きました。人間の、しかも女の子になっていたのです。急いであの少年の所に行きました。幸運にも、少年はまだ、店の手伝いをして、外のお酒を取りに来ていました。アゲハ蝶(今は人間)は男の子に言います。
「あっ、あの!」
頬が熱かった。私の1番残っている記憶です。後は何を言ったか、恥ずかしくて覚えていません。
そして、それを言い終わった後、少年は言いました。
「ごめんね。僕は君の事を何も知らない。だから、知っていった上で、決めていいかい?えーーっと……名前は?」
アゲハ蝶に名前なんてありません。その少女はとっさに「亜華葉」と答えたのでした。
さて。これでこの亜華葉の恋のお話は終わりです。この後の事は、ご想像……といきましょうか。皆さんはどんな想像でしょうか?失恋?ハッピーエンド?人それぞれでしょう。だけど!
またこの物語の続きを書くかも知れません。その時、私のこの後の事をお知り下さい。皆さんもぜひ、教えてください(^^)