鬼ごっこ
いろいろ、?なところがあると思いますが、お願いします。
……どうしてこんなゲームに参加しているのだろう。
物陰に隠れながら、羽島達也は、ない頭で考える。
このゲームの名前は『JOKER GAME』――それは、罪を犯した者が集まる、言わば罪人への救済措置。
だがあれは罪と言えるのか……?
俺の罪となっているあの事件……それは約一日前に戻る。
場所は銀行。ちょうど、バイトの金が入った時だった。
今月は金が必要だから、下ろしに行った。
不運なことに、そこに銀行強盗が現れた。、最近銀行強盗が、この県を騒がしていた。まさか、この町に来るとは思わなかった。だが来てしまった者はしょうがない。とりあえずバイト金を確認しないと。
周りにいた群衆を押しのけて、周りから、隔離された空間へ入ってく。
「てめぇ~。こっち来るなっ!」
なんか、へっぴり腰でほざいてやがる。だが気にしない。
ずんずんと、足を踏み入れてくる達也を前にして、尻込みをした強盗はナイフを捨て――
「わ~い! こんなに広~い」
――ようとしたが、小さい女の子をが走ってきたのを見て、考え方を変えたようだ。多分、というか絶対、あの女の子を人質に取ろうという策だろう。
「戻ってきなさい、綾香っ!」と母親らしき人の声が聞こえる。
強盗より一歩先に動いた達也は、一歩一歩と少女に近づく強盗の脇腹に、ドロップキックを入れた。
面白いように吹っ飛んだ。飛んだ先は、ATMがあった。
案の定、ATMにぶつかり、その強盗はぐったりとして、動けなさそうだった。
ここまではいいのだ。ここまでなら、強盗の手から少女を守ったちょっとしたヒーローだ。だが現実は甘くなく、ぶつかった拍子にATMが不自然に強盗の方へ倒れてきた。
「あ、あぶねぇっ!」
力いっぱい声を出すが、強盗は動けなかった。
ATMは倒れてきて強盗は、頭を打ち死んだ。
とりあえずこれが、俺の罪になっているらしい。
気に食わない。ATMが倒れてくるわけがない。誰かが何らかの細工をしない限り……。
あの時、群衆は、少女とその母親に注目していたが、俺は強盗の方に目を向けていた。
おかしかった。あれはどう考えてもおかしい。ATMが浮いていた
のだ。何らかの力が働いたに違いない。
俺は、基本的に超能力を信じない派の人間だ。だが、今回のことで少し、考えてしまう。ほんとは存在するんではないかと……。
だから、蹴ったのは俺だが、そこから先は、俺以外の誰か、ということになる……。
強盗を置いて逃げ出した。怖くなったのだ。その時は、まだ頭が混乱していたから。
家に帰るなり、「ただいま」も言わずに、自室に行き、布団をかぶってずっと、神に祈っていた。
だが、疲れていたのか、すぐに達也は寝てしまった。
「どこだ?街……」
起きた時、達也は、見知らぬ街にいた。
「確か寝ていたんだけどな」
ほんとだったら、今頃は自室のベットに寝ていただろう。
ふと、誰かの声が直接頭に流れ込んでくる。
『私はこのゲームの支配人。死神です。これからあなたたちは、罪をしていなかったことにするために私が創ったゲーム――『JOKERGAME』に参加していただきます』
「どういうことだ?」
聞いてみるが反応はない。どうやら、個人的なメッセージではないようだ。
『初めに、この中にいる人は、もちろん何らかの罪を持った罪人です。そのことを知っておいてください』
『では、ルールの説明をさせていただきます』
こいつ。思ったけど、言葉が丁寧だな。
『ここは、私が創り出した空間なので、現実の体は、眠った場所と同じところにあります。ですが、ここでの体と現実の体は連動しています。なのでここで死ねば、現実でも死ぬことになります。ここまでよろしいでしょうか?』
ホント丁寧だな。話していることは物騒だが……
『ゲーム方法は、鬼ごっこです。私の分身、死神鬼があなたたちを鎌で殺しにいきますので、死なないように頑張ってください』
鬼ごっこ? しかも、殺しに来る? 意味がわからん。そんなことあってたまるかっ!
だが、そんな理想はあっという間に崩れ去る。
『こんな感じです』
自称死神が言うと、達也の脳内に、映像が流れ込んでくる。
「な、なんだよこれっ!?」
それは、鬼が逃走者を追っかける映像だった。だんだんと近づく距離に逃走者は声を上げながら逃げていたが、やがて、画面の隅っこに黒い刃物が映し出される。
鎌だ。しかも現したその姿は、は、正しく俺が知る、死神そのものだった。
『い、いやだっ! 助けてく――』
死神は持っていた鎌を振り抜く。
映像はそこで終わった。
何とも言えない映像だった。
「こ、これって合成か何かだよな?」
やはり死神は答えない。
『ちなみに、このゲームでは血が出ません。18禁になってしまうので……』
もう、参加する方向で話が進んでいる。それより18禁って……。誰か見るのかよ?
『ゲームクリア方法は、死神鬼を全部殺すか、プレイヤーを全員殺すかで、クリアになります』
「……は!?」
全員殺す? ふざけんな。説明通りいけば、これで死んだら、現実でも死ぬんだろ?
『全員殺すのが嫌でしたら、死神を殺してください』
まぁ、それが妥当だろう。
『死神のレベルはどのくらいがいいですか?』
おぉ! レベルを選ばせてくれるのか!? 1、1レベがいい!
『え? 10? みなさん、腕に自信がおありなんですね? じゃあ、設定を10レベと……』
「お前、絶対意見聞く気ないだろっ!?」
なんか、こいつ腹立つな。
『死神を素手で倒すのは不可能に近いので、武器を各場所にランダムに配置しておきます』
素手でもやろうとすれば10レベくらいまでの死神は倒せれるのか……。
『武器の種類は、様々です。遠距離型から、近距離型。大体のものは揃っています。ただし、死神も大鎌を持っているのでご注意を……』
まずは、隠れながら武器を集めるのが先だな。それからは、パーティーを組んで倒すか?
『それでは転送します。楽しい殺し合いを……』
この小説を見てくださった方、ありがとうございます。
駄文で読みにくいところがあると思います。すいません。
更新頻度が遅く、すごく時間がかかると思いますが、気長にお願いします。




