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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

堕天使

作者: 波柚


――あたし天使なの。

貴方を幸せにしてあげるわ。


彼女はそう微笑んだ。

ぼくは彼女にすがった。


彼女がぼくのそばに

いてくれるようになってから

ぼくの成績は伸び、

部活でも優勝を飾り、

バイトでも大金が手に入るようになった。


だけどぼくのまわりから

人間がどんどん消えていった。

ぼくは寂しくなった。

だから彼女に言ったんだ。


――まわりにひとがいなくて

とても寂しい。

こんなんじゃ幸せじゃない。


その言葉を聞いて振り返った彼女は

口元を血で真っ赤に染めていた。

彼女の足下には

人間の残骸らしきものが

たくさん転がっていた。


彼女は言った。


――なに言ってるの? 寂しい?

そんなの知らないわ。

あのね、教えてあげる。

自分にとっていいようにするにはね、イラナイマワリノヤツヲハイジョスレバイイノヨ。――


彼女は笑った。


ぼくは彼女が天使などではなかったことをこのとき知った。


――サミシイナラヤツラノトコロヘツレテイッテヤルワ。


ぼくがその後どうなったかは

ぼくさえも知らない。



あらら( ̄^ ̄)

いつになったら

あたしは素直な明るい小説を

書けるようになるのでしょう。


この子もまぁまぁ

気に入ったのでよし、です。←



堕天使――。

悪魔と違って仮にも『天使』で

あることこそが

一番残酷で、一番皮肉ですね。



よかったら

感想やご指摘等よろしくです。*



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― 新着の感想 ―
[良い点] テスト期間中に小説を書く波柚さんも、それを今読んだ私も、 勉強しろwwwwww ってな訳で、小説読みました(^-^) 少女の狂気がいい感じです(`▽´)
[一言] きゃー(。≧∇≦。) 良かったです。とても。 短編なのにずーんっとくる内容でした。
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