中本建斗の一日
「は?」
目を覚ましたらそこは見たこともない世界だった。
---15時間前---
「先輩!ここってどうやるんですか?」
田中が私に向かって話しかけてきた。
「あーこれか、これはな、」
素早く私は田中へやり方を簡潔にわかりやすく説明した。
こいつは田中 隆介 25歳。入社1年目の新入り社員だ。抜けていたり陽気なところもあるが根はとても良い人間性を持っている。
私は田中に説明を終え、時計を見るともう1時を回っていた。
「田中私は少し昼食をとってくる。」
「わかりました!先輩ありがとうございました。」
田中は元気に挨拶を返し私は会社を出てコンビニへと向かう。
私の名は中本建斗。45歳独身の男だ。
建斗はツナマヨのおにぎりとしゃけのおにぎりを一つづつ手に取り、レジへ行く。
レジに置いていたコーヒーが目に入りふとそれを手にとり会計に出す。
「ありがとーございましたー!」
店員は建斗がコンビニを出ようとすると同時に大きな声でこちらへそう言ってくる。
私はコンビニを後にした後、公園のベンチに座りおにぎりを一口かじる。
なかなかに美味い。そんなことを考えながらコーヒー飲む。ふと空を見上げる。
そこには薄黒くなった雲が広がっていた。
「雨が降りそうだな」
そんなことをつぶやき建斗はおにぎりを急いで食べ会社へ戻った。
会社へつき、10分ほどしたくらいで雨が降りだしそのまた5分後には結構の強さの雨になっていた。
「雨だいぶ降ってきましたねー。中本さん」
そう私に話しかけてくるのは私の3つ下の山本 真奈美 42歳。彼女は家庭を持ち今は娘と息子を1人ずつ持つそうだ。
「そうですね。傘持ってきて正解でした。」
そんな会話をしながら私は仕事をつづけた。
「お疲れさまー」
午後9時45分。仕事も終わり、私が、自宅に帰宅した。
「はぁぁ。今日も疲れたなぁ。風呂入って寝るか。」
そんなことをつぶやき建斗は早々と風呂を入りベットへと入った。
建斗は一日の疲れがあったこともあり、すぐに眠りへとついてしまった。