雑記(2)
というわけで、はい、出来ました。
「恋のビッグサンダーマウンテン」
京葉線で ネズミの国へ
一人来ました ど平日
いつかお前と 来るはずが
不意な別れで ふいになる
1+2はサンダー 2の次はサンダー
サンダーサンダー お前と乗りたい
恋のビッグサンダーマウンテン
どうよ、これ。
若干ディスってる感はあるけど、歌としては「1+2はサンダー 2の次はサンダー」のしょーもないフレーズ(僕が頭に浮かんだこの部分の音階は、シシシシシラシラファ ララララファラファミ、である)が、そのくだらなさによって、いつしか病みつきになるという仕掛けになっている。
そして徐々に盛り上げていき、最後のフレーズでバッチリ締めるのだ。
や、やべぇ。
売れたらどうしよう。ちなみに、二番の歌詞は、
長蛇の列に 並んで買った
チュロスを見つめ 思い出す
眩しい笑顔が 頭をよぎり
一人夜霧に むせび泣く
お前の名を呼んだ 思わず名を呼んだ
でもサンダーサンダー 二人で乗りたい
恋のビッグサンダーマウンテン
……である。
3だの4だのというバカさ加減が、刺さる人には刺さるのだ。
たぶん。
歌詞の収まりとしては正直「ビッグ」が余計だが、勝手に名称を省略するとザワつく人が出てくるので、あえてそのままにしてある。(だがそうすると今度は権利関係でザワつく人が出てくるわけだが)
もちろん僕は、この歌詞を即興で演歌にして歌えるのだが、ここで聴かせられないのが非常に残念だ。
あれ?
曲も作れて詞も書けて、おまけに歌えるって事は、僕も演歌歌手になれるんじゃねーの?
もしも「辛口カレー」という演歌歌手がデビューしたら、きっとそれは僕なので、ぜひ応援して欲しい。
まぁ、そんな歌手はデビューしないけど。
で、この時代。
武家に産まれた者の結婚は、男女を問わず、常に政略結婚だったと言っていい。
当時はそれが当たり前で、結婚とはそういうものだと誰もが思っていた。
恋愛結婚など、望むべくも無かったのである。
現代の感覚からすると、この時代に大名の娘として産まれた女性は特に気の毒に思える。
好きな人と結ばれる事は無く、中学生くらいの年齢で他の家へ強制的に嫁がされる。
そしてその日以降、知らない人ばかりの慣れない土地で、好きでもない男とずっと過ごさなくてはならない。
「早く世継ぎを産まなければ」というプレッシャーも相当なものだ。
たとえ子を産んだとしても、女の子しか産まれなければやはり風当たりが強い。
相手の男は側室を持って当然だから、若くてかわいい側室が来てしまえば相手の愛情はそちらへ向かい、見向きもされなくなってしまう。(もともと好き合って一緒になった訳ではないから、そうなるのも至極当然だ)
そして、ひとたび城が攻められて降伏の憂き目に会えば、妻子まとめて殺されてしまう運命だ。
彼女たちは、いったい何を楽しみに生きていたのであろう。
ま、そのような想像はさておき、この時代に生きていた斎藤道三の娘の帰蝶もまた、否応なしに斎藤家と織田家の同盟の証として「うつけ」と評判だった織田信長と結婚をしたのであった。
果たしてその心境や如何に。




