表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
黒い海
97/1400

黒い海15

遠い黒い海の底からも、皮膚に密着する黒い海からも、周囲という周囲がすすり泣き嗚咽を漏らし、


(……おっ…うぅっ……うっ………がっ…がぁ………ぐっぐぅ…………)


(………あっ…いっ…がぁ………っぅ………………がっ……ぎぃ……)


(うっ……うぐぅ…………おっ……うぐっ……………………あっあう……)


様々な所から様々な嗚咽が折り重なって聞こえてきているのに、


(((……おっ…うぅっ……うっ………がっ…がぁ………ぐっぐぅ…………………あっ…いっ…がぁ………っぅ………………がっ……ぎぃ……うっ……うぐぅ…………おっ……うぐっ……………………あっあう……)))


それが、たった一つの生命が泣いているようにも聞こえる。


様々な所から泣く無数の者達、自分を取り囲む一つの大きな生命体の泣き声、きっとどちらも正しいのだろうが、分かるのはそこまで。


なぜ、この黒い海が嘆きの泣き声を上げ始めたのか、何を訴え……


(っ……!?)


……その時が来た。


何度も何度も大きな鯉に捕食されかけ、黒い海に何度も何度も溺れる……そんな運命の螺旋から離れ、黒い海のうねりと大きな鯉の開かれた口、二つのタイミングが合わさったその瞬間、全てがゆっくりとなる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ