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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー369

弾丸はドラゴンの肩に当たり、次に狙っていた獲物から引き離す事に成功する。


これで仲間は一度軌道を整えて、弾丸を詰める事が出来る。


狙った事は出来た、仲間にはドラゴンを近付けさせないという事は出来たが……


(致命傷にはならないか……)


もう一つ狙った、心臓を狙って脇腹を撃った方は肩に当たって外れた。


仲間は無軌道な動きでドラゴンから逃げていたが、ドラゴンは戦闘機を追っていた。


逃げ惑う戦闘機の軌道は見えないが、戦闘機の逃げた軌道を追うドラゴンの軌道は見える。


だから、狙えると思ったが……


(そんなには甘くないか……)


仲間を逃がすついでに、仕留めよというのは都合が良すぎたらしい。


『どうする!!』


「勝負を仕掛けたい!!」


『行くか!!』


ここからは、みんなで戦うとは言ってはいられない。


全員で協力して戦うのはそうだが、全員で一丸とでは無く、自分達がエースとして前に出る。


戦闘機が旋回し、ドラゴンを挑発しに行く。


自分達と向き合って勝負しろと。


戦闘機が加速していくのを体で感じながら、戦いに備えて銃に弾丸を込めるが、


『逃げるか!!』


「どうしたの!?」


『メインディッシュは早いってよ!!』


こちらの思惑とは裏腹に、ドラゴンは前菜を食べ終わっていないと、勝負を拒否するのであった。


『そんだけデカい口をして、チマチマすんなって!!』


近付こうとすると、ドラゴンが距離を開けて旋回を織り交ぜる。


ドラゴンがこちらとの戦いを拒否して、他の戦闘機を狙うのは、勘付かれてしまったから。


攻撃を明確に当てて来ているのは一つだけで、他は集団で襲って攻撃を辛うじて当てている事に。


こちらが挑発するかのように近付こうとしても、一切気に留めないくせに、


『狙ってくれ!!』


「……くそっ!!」


こちらが狙いを付けるのには反応して、目がこちらを向く。

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