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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー348

「我々が生きる為には、ドラゴンを始末するのが先決だが、その後に控える人間同士の問題も解決しなければならない」


王様には、未来が見えている、先生の残した手紙と同じ未来が。


先生が残してくれた手紙には、こう書かれていた。



________私は、君達がドラゴンと争えるように、生き残れるように銃の作り方を残しておきます。


銃は、あなた達を一段階上の戦いに連れて行き、時代の流れを一気に加速させるでしょう。


しかし、それは必ずしも、あなた達を幸せに導くものではありません。


森の中に放たれた小さな火種が、森を焼き尽くす炎となるように、この世界を燃やし尽くすかもしれません。


私が最後に言えるのは、力を振るったら、あなた達が正しい心を持って、この世界を支配しなさい。


時間を掛ければ、私が残した物と同じ物が作られ、世界が戦争の炎に包まれてしまいます。


どうか、私が残した力が、あなた達の未来を灯す希望の光になる事を。


それが、先生が私に残してくれた言葉で、


「……君にとっては納得出来ない事かもしれないが、この戦闘機はともかく。銃に付いては、これ程の精巧な設計図を今すぐには用意する事は出来ないかもしれないが、原理さえ分かれば、劣化品であっても類似品は作れる……そうなれば様々な国で銃が作られ、それが英知を持つ者が改良していけば、我々の持っている銃と同じ物が作られるだろう……そうなってしまう前に、世界が狂ってしまう前に、この力が圧倒的な力であるうちに、我々が世界を統治しなけばならない」


先生と会った事も、話した事も無い王様が、先生と同じ気持ちでいる。

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