表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
766/1400

異世界のアフレクションネクロマンサー215

「……アフレクションネクロマンサーは…リーフさんなら、そんなに焦らなくてもいつかなれます」


元の姿に戻るという事に、少し不満気にしているの見て、アフレクションネクロマンサーは英雄かもしれないが、精神的に問題を抱えている可能性がある……異常な状態かもしれない、憧れ過ぎるのは危険かもしれないと釘を刺すべきかと一瞬悩んだが、リーフの魂の変化の起因になるのがアフレクションネクロマンサーだというのなら、今はまだアフレクションネクロマンサーの存在に頼る方が、彼女の為になると考えて言葉を選んだ。


リーフが元の姿に戻る為に目を閉じて、自分の体から魂に意識を集中させ始めたのを感じると、


(思ったより忙しくなった)


リーフの魂の流れを感じながらも、視線は栄華の方に向ける。


想像していたのは二人で栄華が遺した物を見て、自分は情報収集、リーフには魂の状態を慣れて貰う事。


何も難しい事をリーフに求めていた訳では無いのだが、人影が体を振るわせて熱風を巻き起こした時、彼女は魂の精神体を肉体と勘違いして、霊力を高めずに自分の身を縮めて熱風から身を守ろうとした。


それだけだったら自分がリーフを守れば良かったのだが、リーフの本能はもう一つの反応、熱風が来た時に翼を閉じて身を守った。


それは咄嗟に身を縮めた反射動作だけでなく、翼の力も高めてだ。


本能はしっかりとこの世界で、どの様に対処すれば良いかに気付いている。


だからこそ、本能が気付いているのなら、この世界にいるだけで良いという鍛錬よりも、魂になっているこの状況をしっかりと把握する事にシフトを変え事にした。


(頑張って下さい)


リーフの事を気に掛けながらも、


「陣形を崩すな!!離れたら終わりだぞ!!」


栄華が遺した記憶にも気を張る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ