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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー35

まるで、ちょっとした片手間の遊びに見えるが、形を作って維持するだけでも驚愕なのに、それを意のままに操る。


完璧なる霊力のコントロールが出来ている証拠であるのだが、


(だけど…戦争になったら、どれほど保っていられるか……)


リザードマンと戦った時、蝶は間違い無く生きている者にも有効的な一打を与える事が出来たが、それは一体に対してのみ。


何百、何千という兵士がやり合う環境下で数十人倒して、それでお勤め終了、後はよろしくお願いしますという訳にはいかない。


「このままじゃ…ダメだ……」


礼人が積んだ経験は、数を揃えて役割分担をし、一体を仕留める為に組織で対処するという経験。


今回のような手当たり次第に、命を奪い合う戦場とは毛色が違って役に立たない。


「もっと力が……」


部屋の中をぼんやりと光っていた蝶の光が、蛍光灯が付いたかのように白く強く光、


「もっと数が……」


光る蝶が一匹から二匹に、三匹と分裂して数十匹の蝶が部屋の中を舞う。


「相手の動きを止めるなら、矢の方が良いのか……」


生者に対して、巨体な蝶が相手に抱き着いて感電させて完全に動きを止めるなら、矢は相手の肉体に突き刺さって、一部分の電気信号を狂わせる一撃になる。


多くの兵士の動きを鈍らせれば、それだけでも戦場で戦う者達には有効打になるはずで、自分が無理して戦わなくとも、ビレーさん達が何とかしてくれるはず。

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