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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
異世界のアフレクションネクロマンサー
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異世界のアフレクションネクロマンサー30

これからリミィが残した軍と戦うなら、彼女が死んだことは大体的に宣伝して、自軍の指揮を高めるのが常套句じょうとうくなのだろうが、


「あの…リミィ様の事を黙っていたのは……」


「ごめんなさい……リミィが死んだ事を、今は利用するべきでは無いと思っています」


「それは……場合によっては、私達の側から離れると思っておいた方が良いのですね……」


リーフの表情も、礼人の表情も互いに暗かったが、それは違うもの。


リーフの表情は絶望のせいで血の気が引いて冷えてしまったもので、礼人の表情が暗いのは拒絶から相手を威嚇するため。


ここまで、ずっと自分に対して友好的だったはずのアフレクションネクロマンサー様が、初めて自分に対して敵意を見せる。


拠点の中であったレンス……本当なら彼女が最初にアフレクションネクロマンサー様に出会うはずだったのに、自分がそれを横槍を入れた形で連れ出してしまったのかもしれない。


もしそうだとしたら、自分は間違った事をしたのか?運命は戻すべき所にアフレクションネクロマンサー様を戻すのではないのか?そんな疑念が胸の中でグルグルし始めて……


こんなに自分の側にいて、こんなに話をしているのにアフレクションネクロマンサー様の心がどこにあるのか分からない。

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