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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
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旅立ち338

神は関与しないと言っても、出来損ないの人魚はそうは言っていない。


コアを連れられて行かれては…コアが無くなればその姿を維持出来ない。


神が関与しないのはリーフだけじゃない、出来損ないの人魚に対してもそう。


出来損ないの人魚の死骸から伸びる赤い蜘蛛の糸を、神は許す。


好きなように奪い合えと……


「やめなさい!!」


赤い蜘蛛の糸はリーフを捕まえたまま、繭の方にも赤い糸を飛ばす。


この繭によって、出来損ないの人魚も死神の誕生の為の栄養源にされたが、それでもこの繭を自分達の物にする事が出来れば……出来無ければ崩壊する。


出来損ないの人魚は、丘に上がってしまった人魚。


毒が混ざっている水だとしてもと、飲まなければ死んでしまう。


赤い蜘蛛の糸は、繭に引っ付くと同化を再び始める。


「だったら……!!」


リーフは翼を消す。


地上に帰る為の条件を潰して、もう一度、右手に自分の持てる力を込める。


(あなたが無事なら…それで……)


運命があるのなら、きっとアフレクションネクロマンサー様は助かる。


この繭の中にいては危険。


一刻も早く、ここから出してあげないといけない。

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