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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
520/1400

旅立ち322

鋭い痛みの後に、皮が、肉が切れてジクジクとする感覚を思い出し、


「こんなの、ばっか思い出して‼」


苦しみに悲しみ、痛みに苛立ちを思い出してしまう。


ジクジクと痛む首に手を当てると、


「首輪か・・・・・・」


それは子供の首に締め付けられている、真綿のように細い首輪と同じ物が、この世界から逃げられないようにするために、自分の首に括り付けられている。


「くっそぉぉぉぉぉぉぉ‼‼」


この首輪が、自分の力ではどうしようも出来ないのが分かっているから、人影は苛つくままに咆哮を上げる。


ーーーーーーーー


アフレクションネクロマンサー様を助けようと繭に手を着けて、引き千切ろうとしたが、まるで分厚い生肉を触ったかのような弾力に、それが無謀だと感じ取り、


「だったら‼」


魔力と魂の力を手に集中させて、繭を焼き切ろうとした時だった。


『ドクンッ‼』


「きゃっ!?」


繭が一段と強い脈を打つと、リーフはその場から弾き飛ばされてしまったが、


「くっ・・・まだ‼」


まだ喰らい付ける。


翼を羽ばたかせて、繭に接近する。

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