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アフレクションネクロマンサー 序章  作者: 歩道 進
旅立ち
519/1400

旅立ち321

ーーーーーーーー


トクントクンっと鼓動を震わせる繭。


命の鼓動が響く。


「なんなの・・・・・・」


アフレクションネクロマンサー様がいた所に、辿り着いたリーフが目にしたのは、脈を打つ繭。


この繭が赤い鳥を生み出すコア・・・・・・この中にアフレクションネクロマンサーが捕らえられて、この化け物の心臓になっている・・・・・・そう思ったが、


「それだけはダメ‼」


もっと、最悪な事が起きている。


繭は心臓ではない、芋虫が蛹になって成長になるための成長の過程。


この鼓動は、この化け物を生かし、赤い鳥を生み出すためではない、この世に生まれてくるために、時を刻む音。


トクントクンと一回一回脈を打つ度に、生まれる時が迫る。


「今、お助けします‼」


このまま、繭の中で成長したらアフレクションネクロマンサー様が、死神になると直感が言う。


生きとし生けるものを狩り、死して魂になったものすら狩り取る死神。


化け物ではなく、死神に・・・・・・


ーーーーーーーー


「なんだっ‼」


首に走った痛み、それが引っ掻いた程度の痛みなら、我慢をしてでも立ち上がったろうが、首筋に走った鋭い痛みは紙で指を切ったかのような痛み。

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